📻🤖🆙過去最高の感動が待っていました!LOVEBITES様に会いに東京ガーデンシアターへ行ってきました!~しながわロックラジオ【LOVEBITES ライブ感想】

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しながわロックラジオ
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みなさん、こんばんは。LOVEBITESの東京ガーデンシアターのライブを観に行って参りました。長々と遊びながら書いていたため、だいぶアップする時間が遅れてしまいましたが、よろしかったらお付き合いください。なお、書いておいて、こんなことを言うのもおかしな話ですが、お暇で酔狂な方以外はオススメしません。無駄に長く、中身がないことをご了承いただきたく存じます。

※ライブ写真は撮影が許可された「Soldier Stands Solitarily」の間に撮ったもので、文中で触れている楽曲とは直接関係のないイメージショットだとお考えください。

※東京ガーデンシアターに隣接する有明ガーデンは飯がバカ高いので、私はこちらのお店でコレとドリンクを買って、テイクアウトしました。やはり鉄板中の鉄板です!

Bitly
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国際展示場駅を降りたら、いきなり現れた!クレイジー・オン・アサミこと、水色ハワイアンおじさんが傘も差さずにはしゃいでいました!

有明――雨の日は当たり前のように傘がおしゃかになり、微妙に臭い潮風が吹きすさぶ埋め立て地。25年以上前、私はこの界隈で働いており、先輩たちが中華屋に頼む出前の注文内容を聞いて回る仕事に従事していました笑  当時の有明は出前とコンビニがライフラインで、何かあれば会社の自転車を奪い合う陸の孤島。仕事が遅くなって、バスがなくなると、タクシーで豊洲まで行くか、新木場まで歩かなければならない不便さだったのです。そういえば、2020年のZEPP Diver City Tokyoで行われた「Five Of A Kind」の時もすぐ近くまで来ましたね。あの日も食事はコンビニのおにぎりを食べ、半券は風で飛ばされ、晩飯は家で食べました。温暖化で地球はすっかり変わったようでいて、根っこにある風土はあまり変化がないようです。

……こんなことを思いながら、台風10号の余波が残る9月1日、私はりんかい線の国際展示場駅に降り立ちます。「ついに2024年最初で最後の日がきたか…」行ってきました、LOVEBITESの東京ガーデンシアター!ビニール傘を広げた途端、タイミングが悪い風に3回使っただけの新品がいきなり裏返りました。一方、目の前には、傘も差さずにはしゃぐ水色と黒のTシャツ。いきなり出た、クレイジー・オン・アサミ!水色は短パンにビーサンというハワイアンな出で立ちで気合が入ったザ・初老です。しかし、今日は有明フェスティバルですし、濡れてあとで着替えることを考えれば、人生の先輩のファッションは正解なのかもしれません。それにしても、この埋め立て地はいつからこんなに小奇麗になって、東京ガーデンシアターなんていうものができたのでしょうか?なんにもわからない浦島太郎はナビゲーターを水色に任せることにしました。

何から何まで行列でした

気付くと水色が7、8人くらいを引き連れて歩く感じになっており、朝早くの東北新幹線に乗ってやってきたと言う方と自然と並ぶ感じに。そして、あれこれ談笑しながら歩いていたら、久しく見ていなかった人だかりに、思わずお互い目を合わせて、笑ってしまいました。時間は13時半頃だったでしょうか。だいぶ早い時間ですし、そうするしかないでしょう。過去のLOVEBITESのライブとはケタが違います。しかも、目にしたのは選ばれし一部の人たちだということが、すぐあとに判明します。真面目そうな山形さんはその選ばれしミート&グリート付きのVIPさんだったらしく、ここでさようなら。我すべて普通……






































人生で最高といっても過言ではない優雅な行列タイム!東京ガーデンシアターは一般指定席でも屋根付きで涼しい地べたが待っていた!

しかし、ハズレ組も屋根付きの極楽空間で、優雅な物販行列だったことを強調しておきたいと思います。ある意味、これはラッキーだったのではないでしょうか。ライブに限らず、これまで体験した諸々の行列の中でも過去最高の快適さです。この時世、こういったことを言うと怒られるかもしれませんが、コンビニで色々買ってくれば、ひと晩くらいは楽勝です。もちろん、準備に抜かりなし。コーラを飲みながら「LOVEBITES EPⅡ」と「Memorial For The Warrior Souls」の鑑賞タイムです。おまけに、いつも持ち歩いている端末には全94曲入りのプレイリストまで入っており、古い曲の復習もバッチコイ。なお、この端末は今回の2作品同時リリースの結果、純度が限りなくLOVEBITES100%となりました。

あと、いつもの例に漏れず、何かあったようなので、ご忠告。個人的には柔軟にやればいいと思うんですけど、とにかく、うるさいオッサンがいるから、物販に並ぶ前はトイレだけには行っておきましょう。私はひとり参戦の経験しかないので、便所も喉の渇きも根性でこらえてしまいますが、平成末期には既に「一度列を抜けたら最後尾」が不文律になっていたようです。これはLOVEBITESでロックに戻ってきて知ったことです。

いつだったか、隣の人と仲良くなって「でっかいのが出たくなっちゃったんですよね」と告白したところ「後ろの人にもいろいろ説明しなくてはならないし、とりあえず頑張りましょう」と教えられたことがあります。我慢しているのは、みんな同じという理屈のようです。将来、LOVEBITESのライブ会場の近くにはコンビニではなく、ドラッグストアを作ったほうがいいでしょう。そのこころはペットボトルの水や熱中症対策グッズは持っていても、シモの心配があるオッサンが急増する将来は近いから。もう私は穿いておいたほうが無難です。大手チェーン店様はご検討ください。






































さすがにいつも食べている立ち食いそばに1000円は払えない!ズバリ、有明ガーデンでオススメの飲食スポットはカルディ!

さて、スタッフさんがシミュレーションを重ねていたのでは?と思うほど、物販は信じられないほどスムーズ。意外と目当てのグッズはすぐ購入できたため、有明ガーデン内によく知った蕎麦屋の名前を見付け、入ろうとしたら、なんと「天ぷらそば」という名の「たまねぎのかき揚げ天そば」がバカ高い値段です。あの店は気取った名前が付いていますが、いわゆる立ち食い蕎麦と呼ばれるカテゴリーです。つい先日550円で食べたのに、これを注文してしまったら負けです。では、回転寿司にしようと思ったところ、これまた大量のLOVEBITES軍団が並んでいたので断念。私の感覚では、この建物内で何か食べるくらいなら、Tシャツをもう一枚買ったほうが正解です。結局、カルディで買ったノンアルコールビール(税抜128円)を3本を飲み干したところで開場時間となりました。ケーザイはたいへん難しいですね。

※Amazonで安く売ってました!

Bitly






































チケットのミシン目を半分くらい切っておけば「思い出を破られて半狂乱になる昭和オジサン」は撲滅され、LOVEBITESの行列にいっそうの平和な日々が訪れることでしょう?

とはいっても、早めに入って開場BGMをのんびり聴いて過ごすなんていう甘さは、この人数ではさすがにありえません。あまりの人数にもぎりのスタッフさんがさばき切れない模様です。ここまでバンドが大きくなってしまいますと、入場の際、お兄さんたちが呼びかけていた「チケットのミシン目は半分くらい切っておくとスムーズですよ」は行列のマナーであるような気がしてきました。

これは遠い昔からのあるあるですが、思い出を形にしておかないと気が済まないオッサンが、下手な破られ方をして、すごい剣幕で怒っている光景を未だに目にするのです。そういう化石を撲滅させる意味でも、あらかじめミシン目を切っておくのは社会的協調だと感じました。しかし、諸々を経験から総合して考えると、外タレに比べ、LOVEBITESの行列は異様なほど平和であることは言うまでもありません。かつてはTwitter番長や行列の最前列で仕切る“謎の主”が幅を利かせていましたが、そういう怖い人も視界から消えたようです。今回の東京ガーデンシアターの大混雑が掃けていく様子も、まるで巨大な雪だるまが徐々に溶けていくように美しく映りました。






































ここから、ちょっと真面目にライブのことを書いてみたいと思います

「Crusade」「When Destinies Align」「M.D.O.」

それでは、ライブに話を移しましょう。なお、これはその場で観たことについての感想です。セットリストやMCが入った部分を確認するために配信チケット買って、部分的に何度か見直しましたが、あくまで、ほぼあの場所で感じた気持ちとなります。帰りの電車で書き留めておいたメモと記憶で一気に書いて、勘違いを後から消去した感じです。便所の落書きレベルであることをご了承ください。

まず、私の座席ですが、確かにプレミアムチケットは外れてしまいましたが、限りなくプレミアムに近いアリーナ指定席の中央付近。少し距離があってステージ全体を観られる場所が理想と考える者としては大当たりでした。昨年末、鬼の引き運を発揮して以来、競馬からFXまで、何かにつけ、運が枯れ果てていたのですが、そろそろホールインワン厄落としが済んだということでしょうか?「Diamonds And Rust」が始まる前から、思わぬラッキーにテンションは爆上がりです。

ロブ・ハルフォードの歌が終わり、暗転。登場したのは、なんとスティックを掲げたはるぴー、そして、オープニングは「Crusade」でした。かつて、あのasami先生を酸欠に追いやるとまで言われたこの曲がオープニングを飾るのは「Battle Against Damnation Tour」以来?この時点で昨年の「Judgement Day Tour」とも、今年のヨーロッパツアーとも、ひと味もふた味も違うものになることを確信しました。とにかく、この日、はるぴーはキレッキレ!「We Are LOVEBITES, And We Play Heavy Metal」の一声の後、間髪入れずに始まったあのツインリードの華である「When Destinies Align」でも印象に残ったくらいで、バキバキに唸る「M.D.O.」は明らかに破壊力増。私のように楽器のことについて何も知らなくても、ギターソロ前後の激しく長めのブリッジや、多彩なシンバルワークから、この時点で過去最高を確信できた人は多いはずです。

思うにFAMIちゃんの火の玉ベースが、完全にはるぴーのポテンシャルに火を付けたのではないでしょうか。あれだけ凄かった「Memorial For The Warrior Souls」より、今回はさらに割増しの手数足数に驚かされました。「360°view Drumming!」でお話を伺ったり、間近でプレイを観て感じたのですが、過去の彼女はやりたいことを我慢していた部分が少なからずあったように思います。実際「Unchained」のミュージックビデオでは、この日のオープニングを想起させるシーンが観られますし、W.A.S.Pで叩くアキレス・プリースターを意識したようなドラムソロまで入っています。これは根拠なき印象ですが、アイデアパーソンの旬は今であり、これからだと思えてなりません。一気にオーディエンスの気持ちに点火したオープニング3曲だけでこれほどの感想を持ちました。






































「Rising」「Wicked Witch」

この後、台風についてasami先生のMCが入ります。物販の行列などで、迂回ルートを使ってようやく辿り着いた話や、早めに東京入りした声を耳にしましたし、実際、通路を挟んだすぐ右側は数人分がぽっかり空席だったのです。私自身、身体を壊してプレミアムを不意にした経験があり、来場が叶わなかった方の気持ちが手に取るようにわかるので、さすがに年内唯一の国内である今回は胸が痛くなりました。また、LOVEBITESだからこそ、ライブ会場まで足を運ぶという昭和世代は少なくないことをよく知っています。といいますか、ロックとは距離ができていたけど、LOVEBITESで帰ってきた――。私のような人が圧倒的に多いことに気付いた昨今、2024年9月1日、無事に観ることができたありがたさだけは肝に銘じておきます。

そして、当たり前のように「Rising」が始まります。この日のasami先生の歌は全体的に甘く優しく聴こえたのは、気のせいでしょうか。改めてこの曲の持つ普遍性を認識しました。この曲と「Under The Red Sky」は、なるべくセットリストから外してほしくないと思います。理由は音痴だろうが、英語がわからなかろうが、どんなおっさんでもでっかい声で歌えるから。あと、パリのオーディエンスが一生懸命歌っている動画を観ましたが、万国共通の素晴らしさもある。なお、私はもうここでtwitterで流れてきたSPOTIFYのリストで曲順を確認し直しています。直後に2023年の横浜よりタメが利いていて、断然、素晴らしさを増していた「Wicked Witch」がプレイされたことを忘れていたくらい、この「Rising」は心に残っています。4曲目の時点でこうですから、この日はハイライトの連続でしかなかったと、ここで断言しておきます。






































「Unchained」「Stand And Deliver」

号砲とともに黄金のテープが舞い散った「Unchained」の曲順はこんなに早かったのですね。もう現時点で既にモンスターチューンと呼んでしまってよいでしょう。asami先生のMCを聴いただけで、客が前のめりになったのがわかりましたし、イントロのギター一発!これは1カ月前という抜群のタイミングで解禁し、じっくり浸透させてきたバンド側の勝利。この曲については、下のリンクで感想を記したのでとやかく言いません。やはりケタが違うように思いました。巡り会えたことを喜ばなければならない不世出のナンバーだと考えています。

あと、これはアーカイブを見直して思い出したことですが、asami先生の「ジャンプ、ジャンプ」の煽りへのアンサーは若い世代になんとしても形を作ってもらうしかありません。先生は野球が好きなので「稲葉ジャンプ」も「康明ジャンプ」もきっとご存知だと思います。しかし、五十代以上はもう縄跳びさえ怪しいのです。それにしても、鮮度の分を割り引いたとしても、あの火の玉ベースがブンブンうなる「Stand And Deliver」が霞むほど麗しのインパクト。今回の「Stand And Deliver」は後輩神曲に文字数を譲るということで、MIYAKOぱいせんのGibsonのレスポールの音色にゾクッときたくらいに留めさせてください。






































「Set The World On Fire」

さて、火焔とともに「Set The World On Fire」の妖艶な水戸黄門が始まった瞬間、インパクトにやられた人は多いのではないでしょうか。実は密かに演るかな?と期待していた曲です。といいますのも、はるぴーが「360°view Drumming!」でLOVEBITESで一番速いのはこの曲だと、わざわざ口にしていたから。その限界突破を近い将来やってほしい!と期待していた訳です。80年代半ば~90年代前半、楽器を問わず速さを求めることを「心がこもっていない」などと言って揶揄する風潮がありましたが、時代はすっかり変わりました。速度の追求は「魂」であり「ガッツ」です。この曲は「速さには荒ぶる気持ちが宿る」の証明ではないでしょうか。前回プレイされたのが「Heavy Metal Never Dies」の時。明らかにギターリフは鋭くなっていたし、リズム隊が重くなった印象を受けたのですが、実際のところはどうなのでしょう。あと、この曲はやはり北欧メロディックデスのイメージで、ひたすら女性らしい魅力に満ちあふれている。パイロの演出抜きでも、定期的にプレイしてほしいと感じました。














































































「The Final Collision」「Thunder Vengeance」

ここからは慎重に書きたいと思います。私には愛聴している「Invitation To The Theater」という好きな作品があります。これを否定しません。今でこそ通しで聴く機会はめっきり減りましたが、この作品の中には垂涎の流れがいくつかありまして、現体制でLOVEBITESがリスタートを切った後も、数曲抜き出して、自分で作ったプレイリストに入れてあることは事実です。そして、これが私がふだん愛用している端末の画面です。実は2024年に入ってから、ちょっとした気まぐれで順番を入れ替えていたのです。これを本稿のための作為と思うかどうかは読者である貴方・貴女様次第。いずれにせよ、郷愁あふれるピアノソロが始まり、いつしか「The Final Collision」へと変わっていた時、多くの人と同様、グッとくると同時に色々な意味で驚きました。

私は「去る者は追わず、その人との思い出もさっぱりしたい」タイプです。しかし、そうなり切れないものがいくつかあります。食べ物、旅した土地、そして楽曲あたりがそうでしょうか。今回の披露が誰の発案なのかはわかりません。しかし、まだ粗っぽくて、どこかマイナー臭が強かった「Invitation To The Theater」のバージョンを高みに導いてあげようというのは、粋な演出だと思いました。これは聴き比べてみるまでもありません。深みを増していて、音の厚みからして全然違った。現在はまさに過去最大規模のステージにふさわしい究極のアートロックです。このへんで止めておきますが、要するに、次の「Thunder Vengeance」と合わせまして、たまには振り返るのもよいということなのでしょう。そして、いっそうの進化を遂げられたことは、曲にとっても本望なのではないでしょうか。

※「Invitation To The Theater」はまだ手に入るようです。

Bitly

なお、このようなラジオ投稿をしていた過去があります。よろしかったらお暇なかたはどうぞ。














































































「Holy War」

先を急ぎましょう。次の曲のイントロで背筋がゾクッとするほどの戦慄が走ったことを覚えています。思い出タイムは終わりと言わんばかりに、余韻を断ち切った「Holy War」はイントロからギターソロまで完璧。グータッチが出てもおかしくないほどだったと思います。もちろん、asami先生の何かを鼓舞するような歌は自分が体験してきた中では過去最高だったと感じました。

そして、これは私の記憶違いではないかと思って、アーカイブで確認し直しましたが、やはり間違いではなかったですね。MIYAKOぱいせんがギターソロの前にキャットウォーク前方に出てきて、会場を指差し、胸を何度か叩いた瞬間が強烈に印象に残っています。クールビューティがハートを前面に出したアレに、とにかくグッときちゃいました。このトキメキは1階アリーナの特権!そして、多くのおっさんを狂わせる才媛の魅力を間近で感じ取れたことは最高の喜びです。LOVEBITESのライブは曲順や「曲と曲の間」に本当に深い意味があり、これ以上ない名シーンを良い席で観られてよかったと自慢させてください。

 














































































「A Frozen Serenade」

観客を巻き込んだ劇場ミュージックアートの領域に到達した「A Frozen Serenade」については言葉はいらないでしょう。メンバーのみなさんの素晴らしいツイートで目福だけでもどうぞ。

なお、私は「懐中電灯付きラジオ」を持っているくらいで、スマホのライト機能などというものは使ったことがなく、とっくの昔にアプリは削除、標準搭載の機能も潰れていたことを記しておきます。また、この曲は「Set The World On Fire」と同じく予感はしていました。根拠を言いましょうか。「Edge Of The World」が続いていたことに加え、2024年の記録的な酷暑のためです。また「Crusade」と「Set The World On Fire」が披露されたことによって「Heavy Metal Never Dies」 が意識され、よりそんな期待が膨らんだことを覚えています。もちろん、オーディエンスである私たちはどのような光景が繰り広げられていたのかはわかりませんから、この曲を目的に配信チケットを買った人も多いのではないでしょうか。夏に雪を降らせるくらいのアイデアは朝飯前、詩人asamiの演出だと想像しました。風流を愛する稀代のヴォーカリストは超一流の演出家でもあるのです。

あと、アーカイブで目を閉じて聴いてみましたが、一切の演出抜きでも前回の何倍も心を打たれたことを記しておきたいと思います。Midoriさんのアコギはゲイリー・ムーアの「Spanish Guitar」を彷彿させる叙情性。いわゆる震えがくるというやつですね。コロナ禍で心が弱っていた名古屋で初めて見たあの衝撃をはるかに凌駕していたと感服しました。一生の思い出を本当にありがとうございました。














































































「Soldier Stands Solitarily」「Judgement Day」

サプライズのカメラ撮影OKが出た「Soldier Stands Solitarily」でも、このオッサンは弱点を露呈しました。眼鏡3刀流は遠くを観ながらスマホの撮影はできないのですよ(近視・老眼・乱視…笑)。なので、途中からは目くら鉄砲にシャッターを連打して、ほとんど観ることに集中していました。「ASAMI BIRTHDAY LIVE 2019」を体験して以来、私は小さなライブハウスに通うことを覚えまして、ほとんどのバンドで撮影を許してもらっていますが、ステージとの距離が数メートルの場所でも上手に撮影できないのです。でも、このザ・ヘヴィメタルがファンから愛されるようになって、とにかく嬉しいです。Judas PriestからYngwie Malmsteenまで80年代にメタルを好きになった者は一発で虜になったはずですし、あとはやはりFAMIちゃんの腰の入ったぶっとい音でしょう。キャットウォークに出てきたと思って撮ったはずなのですが……おいっ!火の玉、帰るのが早い!でも、すごかったぞ!

やはり、SSSは想像を絶して凄まじく、また、写真撮影もあったことで、場内が多少ざわついていたので、オーディエンスを黙らせる必要があるように感じられました。「Judgement Day」はこういう時に最適な曲だと考えます。LOVEBITESの曲には鉄板と思われながら、あっけなく外されている曲がいくつもあります。しかし、私にとってこのナンバーはとても思い出深いものです。はっきり言って、これは依怙贔屓以外の何物でもありませんが、前の曲に絶対に負けない本当に頼もしいやつです。今のところ皆勤賞ですし、これを可能な限り続けてほしてほしいなぁと思います。









































「Raise Some Hell」

そして、個人的には絶対に演ってほしいと思っていた「Raise Some Hell」がまさかの暴れっぷりで帰ってきました。自分の年齢の2分の1、そこからさらにマイナス5以下の若者があっさり成し遂げた快挙を認めてしまうと、これまでの人生があまりにちっぽけに思えてしまうという無力な悲しさはあります。しかし、2024年のヨーロッパツアーの個人撮影の動画を観ていて、一番驚かされたのは、ぶっちぎりでこの曲、しかも、FAMIちゃんのガッツある極太ぶりです。本人はザック・ワイルド在籍時のOzzy Osbourneバンドも、ギーザー・バトラーも知らないと思いますが、ナチュラルにこれをやってしまうところが凄い!

実は多くのメタルファンは「ヘヴィメタルはあくまで型」であって「仏を作って魂入れず」みたいなアーティストがたくさんいることを知っています。そして、彗星の如く現れ「ヘヴィメタルをやる上でヘヴィメタルを詳しく知っている必要はまったくない」ことを証明してしまったのが、稀代のヴォーカリスト asami先生であると私は考えます。だから、ほかのお姉さんたちはこのような世界的な成功例が身近に存在するため、火の玉ベーシストを野生のまま可愛がっていて、そのまま伸ばそうとしているのがよくわかる訳です。通路をマルイでダッシュしたように駆ける姿は眩しいまでに輝いていました。それにしても「Make Some Noise!Raise Some Hell!」のシンガロングで始まって、こんな大感動の演出が待っているって想像した人はいるのでしょうか?この日、最も多幸感に包まれた瞬間でした。









































「Don’t Bite The Dust」「The Spirit Lives On」

ほんの少し気になっていたのは「Unchained」の誕生後「Don’t Bite The Dust」の立場がどうなっていくのか、その運命だったのですが、はるぴーの見事で素敵過ぎるドラムソロからの連続で、面目が保たれて本当によかったと思います。私はライブに行くようになったのが、2019年の「Daughters Of The Dawn」からなので、最初期を知りませんが、これほど進化を遂げている曲はないですし、これからもセットリストに登場してほしいなぁと思います。また、海外のファンの間で浸透している曲であり、何より、歴史という重みは代えがたいということではないでしょうか。

ただ、この日は「Don’t Bite The Dust」が気の毒にも思えました。もうこれは完璧すぎる間で始まった「The Spirit Lives On」のせい。度肝を抜く破壊力だったからです。「Holy War」のイントロも見事だと思いましたが、この曲の入りは鳥肌ものだったと思います。2023年に横浜で行われた追加公演「Last Judgment」で聴いた時よりも、希望を感じさせる歌やツインの叙情性をそのままに、速くて、いかにもライブバージョンといった風情。実はライブが終わった後、珍しくファンの方と長々と話す機会がありまして「アレはThe Spirit Lives Onでしたよね?」と確認してしまったほどです。その方は「テンポはその日のはるぴーのさじ加減で決まるのでは?」というようなことを言っていましたが、その意見には同感。Judgement Day Tourの仙台の「Signs Of Deliverance」のマシンガンツーバスがダブったり、いろいろなことを思いましたが、要するにLOVEBITESはライブバンドであり、毎回が違うということなのでしょう。次回も違うと思いますし、プレイされるとも限らない。この曲をこのバージョンで体験できたことは最高の宝物です。









































「Under The Red Sky」

そして、本編ラストは「Under The Red Sky」。私はtwitterの住所を「赤い空の下」としているくらいなので、いつどんなバージョンでもこの曲を好きです。ただ「Knokin’ At Heaven’s GateⅡ」の 「We The United」があのような大感動を巻き起こしてしまったため、少し存在感が薄れてきているようで、ひょっとして今回は落とされるのではないか?と嫌な予感がしていたのですよ。無事に演奏された安堵感ってやつですかね。とりあえずホッとしました笑  ただ、いつかのように、たまにはプレイされない日がくることもわかっています。もちろん、これはポジティブな意味でです。「LOVEBITES EPⅡ」のラストを飾る「Someone’s Dream」が後継になりそうですし、歌詞の内容はさておき、大好きな「My Orion」がこの曲順にきても座りが良いような気がします。とにかくLOVEBITESはいい曲をたくさん持っているところが強み。そして、こうやって思い入れを大切に、一喜一憂できるところも、このバンドのライブを楽しむ上での妙ということではないでしょうか。









































「Shadowmaker」「We The United」

アンコールは「Shadowmaker」からの「We The United」。究極が出たでしょう。本当に凄かった!行きつけでTwitterに感想のメモを打っておこうと思いつつ、隣りにファンがいたため、いつものように、じっくり感想を書けなかったお一人様はこんなことを思っていたようです。根拠はMIYAKOぱいせんのインスタにしっかり上がっていました。ご覧になってみてください。

MIYAKO on Instagram: "Tokyo Garden Theater✌️ 2024.9.1 Photo by @ryutaro_saito #gibson #gibsonflyingv #korinaguitar #lovebites #miyako #guitarist #pianist #heavymetal #metal #metalmusic #allfemaleband #rocker #peavey #orangeamps #peaveyamps #sitstrings #femaleguitarist #miyastagram"
4,234 likes, 56 comments - miyastagram__ on September 3, 202...

あと、この日は、最初から最後まで、はるぴーに尽きるように思います。アーカイブで確認してしまった後の感想はやはりズルっぽく感じられますので、根拠はあえて書かないでおきますね。来年のバイツの日に映像がお披露目され、きっとライブ作品としてリリースされると思います。改めてご覧いただけば、これまでの「Shadowmaker」とは違ったことが理解できると思いますよ。

そして、何よりこういうことです。私はasami先生のファンなので、結局、最後まで心を持って行かれっぱなしでした。令和になってから何から何まで変わってしまい、本当に生きづらい世の中になったと思います。ただ、私は基本的に人生がずっと上手く行っていないのに、先生を見上げていると自然と笑顔になっていて、歌うことは嫌いなのに、なぜか頑張っています。これは初めて拝見した時から変わりません。また、人はそれぞれ違う景色を見ながら生きていますが、ある時だけ皆が同じ光景にいて、同じような感情を共有していると感じられる時があります。先生のいる景色はそんなふうに思えるのですが、みなさんはいかがでしょう。いずれにせよ、オジサンたちのでっかい太陽はいつもの通り最高に輝いていました。

閑話休題 いつかの









































LOVEBITESのライブ会場は自由で風通しが良くて清々しい!別にロックを知らない方でも楽しめますし、きっと心の洗濯をしてもらえるはずですよ!

長々と書いてきましたが、本稿はこんなところでEpilogueです。そういえば、帰りの電車でOverkillのTシャツを着た同年輩がいました。物販ではMotörheadの人も見掛けましたし、Iron MaidenやJudas Priestはいつものように覚えていられないほどの人数でしたよ。また、普通の白いポロシャツの人も、ショッピングのついでのような年輩のご夫婦までいたはずです。そういえば、会場の左隣りは最近ファンになったと思われる若いカップルでしたね。メタルとは無縁そうな女性が男性に連れられてきたように見受けられました。

やはり、ロックは幅広い人から愛され、楽しみ方は自由でないと。LOVEBITESのライブ会場の好きなところは、こんなふうにオールカマーで風通しがよいところ。過去最大の会場で行われた今回はとりわけ清々しく感じられました。

貼付の音声ファイルは例のラジオ番組です。見事に言いたいことを言われてしまいました。結局、こんな時代でも、許される限り、自分は自分らしく、ということなのではないでしょうか?SNSを眺めていると他人と比べたり、他人の様子を常に窺いながら生きていて、かなり疲れている人が多いように見受けられます。そんな人は何も考えず、試しにLOVEBITESのライブ会場を訪れたらよいと思いますよ。多分、優しさというものを教えられ、心の洗濯をしてもらえるはずです。

実はこの時を待って、東京ガーデンシアターの4日後までアップを遅らせていました。私たちの夢であるLOVEBITESはもうアメリカツアーへご出発です。このブログを訪れてくださる方の中には、アメリカの方が多いらしく、ここから単純計算して対日本人との比率を考えるだけでも、ウェルカムな雰囲気で迎えられることは間違いないでしょう。そして、帰国時にはバンドはさらに大きくなっていると思います。ただ、あまりにでっかくなってしまいますと、良い席がますます取れなくなりそうなのは、本当に困りものです。武道館はたいへんなことに……これについて書き始めると終わらなくなりそうなので、そのへんの話はいずれまた。では、次回まで、ごきげんよう、ばいちゃです。









































追記

もう流石としか言いようがないですね。2024年の「Prog Power USA」を初日から観ていた人によると、終わった後、観客が総立ちになったのは、LOVEBITESが初めてだったのだとか。出演した3日目はAmorphisがトリを務めるなど、そうそうたるメンツでしたし、また偉業をやっちゃったようです笑

🤖📻ガラガラポンの結果を受けて、LOVEBITESおじさんたち、悲喜こもごも。若い人はもっともっとLOVEBITESを聴いたほうがいいですよ。ロック史に名を刻むバンドと時代をともにしていることだけは間違いないです!東京ガーデンシアターでお会いしましょう!~しながわロックラジオ【LOVEBITES ライブ感想】【追記あり】
だいぶ古い日記なのにご訪問ありがとうございます。 楽しみにしていた「東京ガーデンシアター」も終わってしまいましたね☟ 「...

※「LOVEBITES EPⅡ」からのリードトラック第1弾「Unchained」について☟

🤖📻🆙「LOVEBITES EPⅡ」からのリードトラックが究極の完成度!新曲「Unchained」の素晴らしさについて~しながわロックラジオ【追記あり】
ご自身へのプレゼントに☟ 楳図かずおTシャツ☟ ※毎度のことなんですが、LOVEBITESの皆様のお写真をTwitter...

※「Unchained」に続く、リードトラック第2弾「Soul Defender」について☟

🤖📻🆙「LOVEBITES EPⅡ」からのリードトラック第2弾「Soul Defender」がロニー・ジェイムス・ディオ真っ青の究極の完成度!あと、残念ながらタワーレコードの前で、ひと晩、寝て待つ計画はなくなりました~しながわロックラジオ【追記あり】
※暑さ対策には必携! ※東京ガーデンシアターで「Soul Defender」はプレイされたのか、果たして…笑☟ ※毎度の...

※asami節の権化!「The Bell In The Jail」について☟

🤖📻🆙「LOVEBITES EPⅡ」はやはりモンスター作品だった!詩人asamiの歌心と火の玉バズーカが炸裂した「The Bell In The Jail」は涙腺決壊ものだぞ!~しながわロックラジオ【追記あり】
※asami先生がお好きなやつで、このメーカーは私もイチオシです☟ ※LOVEBITESのみなさまのtwitterからお...

※「We The United」の後継曲?「Someone’s Dream」について☟

🤖📻🆙天才MIYAKO様は絶対に勝つ!「LOVEBITES EPⅡ」を華々しく締めくくる「Someone’s Dream」はハッピーエンドの神髄であーる!!~しながわロックラジオ
本稿を書いているのは2024年8月30日午前5時過ぎ、救急車のサイレンで起きました。台風10号の被害に遭われた方、心より...

※エモーショナルスラッシュ!「Where’s Identity」について☟

🤖📻LOVEBITESは東京ガーデンシアターのアーカイブ配信期間まで終わってしまいました。でも、エモーショナルスラッシュ「Where’s Identity」で元気良く行きましょう!~しながわロックラジオ
※ベージュのキャップはカッコいい☟ ※TシャツのXLを着るならパンツはこちら☟ ライブのアーカイブ配信も終わり、令和なら...
🤖📻🆙asamiファンは「Soul Defender」の作曲者予想はさすがにハズせない!LOVEBITESのみなさま、2024年のバイツの日でますます好きになりました<(_ _)>8月12日に観た「Soul Defender」と「Memorial For The Warrior Souls」の感想です!~しながわロックラジオ【LOVEBITES 海外の反応】【LOVEBITES 海外の人気】【LOVEBITES JUMF 2024 자원활동가(JUMFIE) 모집 연장 안내】【追記いっぱいです】
※買い換えようと思っていた愛用品が値上げされていました。それでも安いですし、オススメです! オジサンの時が経つ感覚はマッ...






































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