BURRN!も広告収入がっぽりで絶好調!伊藤政則氏もノリノリで絶好調!バブル真っただ中だった1990年をメタルを通じて思い出してみました
みなさん、こんばんは。これを書いているのは2024年4月11日の夕方です。10日の米消費者物価指数(CPI)の発表を受け、円安・ドル高は進行。34年ぶりに152円を突破し、現在153円台前半で推移しています。
34年ぶり。当時、私は浪人生でしたが、為替相場など記憶にない……そもそも親の脛かじりは、予備校の帰りに寄る本屋もレコード屋も中古専門なので、基本的に1200円以内の世界で経済活動を行っていました。昨今、牛丼の値上げが話題ですが、1990年は吉野家が並350円を400円に値上げした年。これはなんとなく覚えています。煙草も買わなければならないので、卵を付けるか、味噌汁を付けるかで悩んだ切実な思い出があるからです。その後、バブルがはじけ、就職氷河期が訪れることを知らない能天気は、大学には受からないけど、幸せだったのかもしれません。
ちなみに、ヤフオクに落ちていた画像によりますと、BURRN!4月号の表紙はRust In PeaceをリリースしたばかりのMegadethのデイヴ・ムステインだったようです。女性は「ムス様」などと呼んでいたと思うのですが、その理由が今になってよくわかります。知らない人が見ても、これはハンサムでしょ。当時のBURRN!にはアイドル雑誌のような側面があって、表紙はナイスガイが飾ることが多かったように思います。オッサンとオバハンが美的外観において、価値を共有できるヘヴィメタルは偉大なのです。
中身はこんな感じ。KIXのようについ最近、解散したバンドがある一方で、TreatやD・A・Dのように現役で頑張っているバンドもかなり存在します。偶然にもRageは来日中のようですし、カイ・ハンセンのGamma Rayはもうすぐやってきます。2024年になっても、顔ぶれが70%変わらない…笑。これはメタルのいいところであり、悪いところ。さすがに「文明堂のカステラ」「とらやのようかん」「お菓子のホームラン王ナボナ」だけでは、老人の見舞いにはなっても、現代の十代の心はつかめないでしょ。
また、Red Hot Chili Peppersの扱いが妙に小さいことも笑えます。Nirvanaもそうですが、BURRN!ばかり読んでいると、視野が狭くなって、世の中の一般的な価値観がわからなくなります。私がクロスオーバーとかグランジとかオルタナと呼ばれる人たちのことをまったく知らないのは、この雑誌のせいだと本気で思っています笑
※私はBURRN!誌を一度すべて処分してしまい、現在はLOVEBITESが掲載されている号の一部しか持っていないことをご了承ください。☟
日本だけで営業して食えていた海外のバンドはたくさんいた!残念ながらもう黄金の国ジパングは沈没…海外の兄貴たち、すまん…
それはさておき、Danger Danger、Vain、Little Angel…この目次に名前が出ているアーティストを見るだけで、バブル真っただ中、業界が盛り上がっていたことが伝わってきます。キラキラしていて楽しそうな人が多い訳です。ページ数は2024年4月号よりも22ページ多い166ページ。雑誌というのは景気をよく映すもので、広告がやたらと入っていた印象も残っています。
なお、ダグ・アルドリッジのインタビューのところには「Lion Is Over?」と書かれています。これは後に結成されるBad Moon Risingのことについて話しているのでしょう。稀代の哀愁シンガーとして名高いカル・スワンは音楽業界を去ってしまい、もう新曲を聴くことはできませんが、個人的にはたいへん思い出深いバンドでした。彼らでひと儲けを考えていた人が日本にいたことはご存知の通りです。恐らくLionもBad Moon Risingも海外では忘れ去られていますが、こんなふうに、日本だけで食べている海外のバンドがたくさんいたことが当時を象徴しているようです。
今日のLOVEBITESですが、メンバーのみなさまは休暇中のため、特にネタはありません。asami先生のツイでなごんでください
Thank you for coming to see us!!
Nuno Bettencourt from Extreme!!🎸
With gratitude and respect.🤘🔥#Extreme #NunoBettencourt#LOVEBITES #asami pic.twitter.com/06GBTSt0v4— 𝐚 𝐬 𝐚 𝐦 𝐢 @ LOVEBITES (@asamiLB) September 25, 2023
ところで、34年前で思ったのですが、LOVEBITESのメンバーはなんでこの時代の音楽にむちゃくちゃ詳しいんだろ。ほぼ生まれたばっかでしょ。1990年といえば、バンドがカバーしたJudas PriestのPainkillerの年であり、昭和女子大学人見記念講堂のライブを観に行ったらしいヌーノ・ベッテンコートのExtremeがPornograffittiをリリースした年です(asami先生がソロライブでカバーしたやつ☟)私はExtremeあたりはあまり詳しくないし、むしろ逆に教えてもらうことが多いくらい。本気でそこがいつも不思議でなりません。
為替相場に思うところがあって、書き始めた本稿は、こんなところでEpilogueです。1990年とは違って、この円安は良いこととはとても思えず、近い将来、LOVEBITESを追いかけて、海外に長期間行きたいなどという夢は、庶民にはもう無理なのかもしれません。なんでも、大谷翔平選手のドジャース戦を観るためにJTBが組んだ3泊4日のツアーは72万円もするのだとか。それもそのはず、対ドルに限らず、対ユーロ、対ポンドでも、円の価値は歴史的な低さです。そういえば、先日、日本で働く外国人が本国への仕送りがままならず、一方で、海外で就職する日本人の若者が増えているというニュースをやっていました。
LOVEBITESのファンでいると、ロックを中心に文化全般から経済について考えさせられます。こんな時代、君たちはどう生きるか?オジサンは競馬か株でなんとかしようか…などという浅はかな考えは卒業し、おとなしくしておくことにします。宝くじ、当たらねえかな。じゃ、こんなところで、次回までごきげんよう、ばいちゃです。
※ユーロ円、ポンド円 月足チャート
追記
先生、ご帰国・断食だそうです。お疲れ様です。でも、いつもそのままが麗しく素敵です<(_ _)>
I'm back in Japan✈️
お久しぶりのHawaiiでした🌴何度訪れてもやっぱり最高のパワースポット。たっぷりチャージできました☀️年一ご褒美の再開、また行けるように明日からも頑張りますっ!!ストーリーお付き合いいただいた方々ありがとうございました☺️共有出来て楽しかった🫶
さて。断食しますか。🐷w pic.twitter.com/fB83pS5RUq— 𝐚 𝐬 𝐚 𝐦 𝐢 @ LOVEBITES (@asamiLB) April 11, 2024
閑話休題 神の見えざる手が経済を左右するなら…罪深き空よ…
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