「肉丼の上」乗せ系から丼を埋め尽くす「肉座布団」の老舗まで集結!名店10店が肉そばで勝負を決めるオッサンのための頂上決戦!「おらの立ち食いそば」、略して「おらそば」東京肉そば編 です!

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おっさんの飯
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  1. 市販の商品を組み合わせるだけで成立してしまう!?肉そばで失敗しないコツ!
  2. 琥珀色のつゆに蕎麦色の麺を見ただけで大勝利を確信!「肉丼の上」乗せ系としては、究極と言っても過言ではない「あり賀せいろう」の肉そば!
  3. これぞ、見た目からして芸術!新橋の老舗「うさぎや」の肉そばは、立ち食いそばファンから愛され続けるお父さんの丁寧な仕事が光る至極の一杯!
  4. 午後に行ったのでは食べられない!「みのがさ」神田和泉町店の幻の一杯をついに食べてきました!果たしてそのお味は……?
  5. 文化の日に旧東海道品川宿へ散歩に行ってきました。相変わらずラーメンの聖地で、立ち食いそばはほとんどの店が閉まっていました…ぎゃふん
  6. 何度か利用していた「北品川弁当」が小ぎれいになって、そばを食えるイートインスペースができていました。果たしてお味は……?
  7. 結論、知らずに出されれば、弁当屋のそばとは思わないはず!さすがは本職が煮込んだ出汁肉で、石臼挽き生蕎麦も腰がしっかり!想像を超える美味さ!
  8. スナックのママが作る自慢の肉じゃが級に凝った「肉」に脱帽!大井町で獅子奮迅する「彩彩」のマスターの丁寧な手仕事が生み出す一杯はぬくもりを感じさせる!
  9. 暗黒汁と豚しゃぶ用の肉がこんなに合うとは!「川一」の一杯は肉をガシガシ食らい、しょっからいつゆを飲み干す原始的な喜びを味わわせてくれる!
  10. 三松製麺所直営の「みまつ」は肉そばで失敗しないコツを教えてくれる!もちろん、しいたけそばが大人気のココの一杯は文句なし!
  11. 絶対にハズさない肉そばといえば、女性からも愛される神田小川町の「豊はる」!異様に熱いつゆに浮かぶ肉と紅生姜天の相性は革命的です!
  12. 究極の立ち食いそば屋が贈る肉そばの固定観念を覆す逸品!佐藤栞里師匠が肉ダブルで頼んだのが「そば切り うちば」が贈る究極の一杯だ!
  13. 師走到来に合わせて冬限定メニューが続々登場!小伝馬町の「おか田」は分厚い豚バラが丼を埋め尽くす肉そばをやってるよ!
  14. 肉大陸の元祖・豊しまが春日駅を降りたところに出店!野球観戦やライブを観る前に腹ごしらえして、東京観光の思い出に花を添えてください!

市販の商品を組み合わせるだけで成立してしまう!?肉そばで失敗しないコツ!

おっさん大好き、肉そば。しかし、つい数日前、とんでもないババを引いてしまいました。昼のバラエティを見ながらヘラヘラしていたあんちゃんに注文を告げると、おもむろにビニール袋を破いて、麺を取り出すとお湯へポイッ。ゆで上がると、硬くてスジ張った肉を乗せ、真っ黒のつゆをぶっかけたら、ネギで飾っておしまい。このように見た目は普通ですが、ユルユルの麺から臭くて硬い肉も最悪。古来、立ち食いそばには、こういう商品提供が存在することを思い出しました。

もう平成初期ではないので、牛丼屋の牛皿を買ってきて乗せるような店は絶滅したと思いますが「肉丼の上」乗せ系には注意が必要ということでしょう。その昔「海の家」でカレーを頼むと、ボンカレーだったという経験はどなたにもあるはず。あなたが今食べている肉そばの肉、100円ショップで買った肉丼の素かもしれませんよ。


























琥珀色のつゆに蕎麦色の麺を見ただけで大勝利を確信!「肉丼の上」乗せ系としては、究極と言っても過言ではない「あり賀せいろう」の肉そば!

さて、先日、とてつもない出会いがありました。こちら東日本橋の「あり賀せいろう」。自家製麺をすっきりとしたキレのあるつゆで味わえ、かけそばでも十分満足できると評判の店です。しかも、口コミではどのメニューを見ても「文句なしに美味い」「突っ込みどころがない」「都内最高レベル」といった最大級の賛辞しかなく、Twitterを覗いても、なかなかの路麺マニアと思われる人が週1ペースで通っているようです。ということで、今回はようやく念願の訪問を果たしました。

私は初めての店では大概、春菊天かかき揚げと決めているのに、あえて肉そばに行きました。その理由はただひとつ。ご飯もので肉丼を勧めている人が多かったからです。そば最高、つゆ最高、肉最高なら外しようがないでしょ。そして、出てきたのがこちら。じゃーん。

つゆの琥珀色、蕎麦色の麺、よく煮込んでいることがわかる豚バラ…見た目からレベルが違うのがわかりました。「肉丼の上」を乗せる肉そばの中では、究極のレベルにあるといえるでしょう。とにかくパーツパーツの完成度が高くて、全体のバランスもいい。ここはリピート決定。きめ細かなつゆをあまり濁らせたくないので、春菊天を頼んで大盛りが定番?駅を降りて少し迷うので、足が覚えるくらい通って、来年までには常連面したいと思います笑。

【あり賀せいろう】

東京都中央区日本橋富沢町14-4

月~金:7:30~9:30/11:20~17:00

定休日:土・日・祝


























これぞ、見た目からして芸術!新橋の老舗「うさぎや」の肉そばは、立ち食いそばファンから愛され続けるお父さんの丁寧な仕事が光る至極の一杯!

これだけの出会いを果たしてしまうと、色々行って試したくなるもの。しかし、現状で「あり賀せいろう」に対抗できる存在は、西新橋の「うさぎや」しかないように思います。そばとつゆがあまりに本格的過ぎる分、あり賀せいろうを優勢とみたくなりますが、うさぎやの逸品をご覧ください。まず、かいわれが添えられるなど、見た目からして美しい。久々に食べましたが、立ち食いそばファンから愛され続けるお父さんの丁寧な手仕事を感じずにはいられません。

とにかく、この一杯は肉とつゆの相性が抜群で、昔からある立ち食いそばの味そのままです。また、うさぎやのファンの中には、肉そばを推す人が多いことも補足しておきます。実際に昼時に行ってみると、かなりの人が頼んでいることに気付くことでしょう。なお、うさぎやを東京ブラックな店と評する向きもあるようですが、私はどちらかと言うと、出汁の香る優しい味の店という評価。上品な味が好きな人にもオススメですよ。

【うさぎや】

東京都港区新橋5-9-1 曽我ビル1F

月~金:7:00~9:00/10:30~15:00

​定休日:土・日・祝

 


























午後に行ったのでは食べられない!「みのがさ」神田和泉町店の幻の一杯をついに食べてきました!果たしてそのお味は……?

ちなみに、立ち食いそば屋が「肉そば」というメニューを置くようになったのは、そう遠い昔のことでないような気がします。肉丼をセットで出している店でも、必ずしもそばの上に乗せて出していなかった。ただ、椎名町の南天のような店が有名になり、これは売れるということで、とりあえず「あったものを乗せてみた」そんな感じだったと思います。

みのがさ」神田和泉町店の肉そばは、昼過ぎだと確実に売り切れています。そのため、これまで一度も見たことがありませんでした。そんな幻のメニューって食べてみたいですよね。店の人曰く「午前11時前にくれば食べられる」とのこと。この貴重な情報を聞いて、先日、わざわざ行ってきましたよ。美味いです。確かに物凄く美味いんですが、でも、コレ、生姜焼き丼の上そのままですよね?なんと幻の逸品は生姜焼き丼の人気が故に、そちらの売り切れと同時に作れなくなるため、食べられない生姜焼きそばでした。

戸隠そばを食わせるみのがさは、麺もつゆも本格的です。特に麺は温そばでも、そばの風味が感じられるほど。ただし、510円という安さの「唐揚げそば」がすぐに売り切れるのにも、特別な理由はありません。からくりをバラしてしまいますと、みのがさは親会社が弁当屋もやっており、そのため、丼物や惣菜はハズレがなく、乗っているものは大概美味いという訳です。よって、肉そばも唐揚げそばも「美味い+美味い=普通に美味い」というだけの話でした。なお、唐揚げそばはボリューム的に、天ぷらを追加してもよいと思います。

【みのがさ 神田和泉町店】

東京都千代田区神田和泉町1-3-2

月~金:6:00〜19:00

土・日:6:00〜16:00

定休日:祝日


























文化の日に旧東海道品川宿へ散歩に行ってきました。相変わらずラーメンの聖地で、立ち食いそばはほとんどの店が閉まっていました…ぎゃふん

ところで、少し前になりますが、文化の日があまりに天気が良かったので、旧東海道品川宿(北品川~青物横丁)へ散歩に出掛けてきました。おにぎりでも食べながら、目黒川の紅葉でも見られればいいなあと思っていたのですが、まだ青々と緑が生い茂っており、景色を愛でること5分…風流は終了、腹が減ったので飯です。最近は2時間もののサスペンスドラマも壊滅状態なようで、この地が「偽京都」としてロケに使われることはなくなったと思われます。

実はこの界隈は超老舗の「イレブンフーズ」や大人気の「和渦」など、わざわざ遠方から訪れる人がいるほどのラーメン激戦区。最近では新規店の参入も目立ちます。また、祝日のためテレビの街ブラロケで何度もこすられた店はどこも満席。加えて、五十路の私は絶望的に胃袋が脂に弱くなり、最近はもっぱら日本そば党です。そこで、知る限りの立ち食いそば屋をすべて当たってみたのですが、案の定「土日祝は休み」のアノマリーにはまってしまいました。


























何度か利用していた「北品川弁当」が小ぎれいになって、そばを食えるイートインスペースができていました。果たしてお味は……?

こうしてトボトボ歩き出しましたら、昔、イレブンフーズの旧店舗へラーメンを食べに行く時に必ず通り、帰りに何度か唐揚げ弁当を買った弁当屋が「北品川弁当」と名前を変えて小奇麗になっているじゃないですか。

ただ、覗いてみると変わったのは外見だけ。要はイートインスペースができ、そばも食べられるようになっていた。それだけのようです。結局、どこにもアテがないので、仕方なしです。

私が入ってすぐ、お客さんが丼を置いて帰ってしまって、店の人も出てこない……ベルを連打する人がいるほど、待たされる可能性あるのか?

パパの似顔絵の印象が強過ぎて、トッピングメニューを眺めていてもまるで入ってこないです……ちん(虚しく響き渡るベルを鳴らす音)……「肉そばをお願いできますか?」


























結論、知らずに出されれば、弁当屋のそばとは思わないはず!さすがは本職が煮込んだ出汁肉で、石臼挽き生蕎麦も腰がしっかり!想像を超える美味さ!

結論から言いますと、期待していなかったこともありますが、想像をはるかに超えて美味いです。夜は揚げ物系の居酒屋となる店は、天ぷらそばが美味いのと同じ理屈。さすがは丼物を置いている弁当屋の技です。また、待たされたように、ここの麺は石臼挽き生蕎麦。プヨプヨの茹で麺を想像していたので、この点だけでもポイントが高い!汁はよくある東京ブラックですが、さほど尖った感じもなく、十分に及第点。都内の肉そばの相場を考えると、これで550円は安いと思います。

ちなみに、かつて弁当を買った経験から言うと、単品のトッピングは漏れなく美味いと思います。この日も弁当はよく売れていたようですし、1コ150円の唐あげはオススメ。天ぷらでなく、エビフライ、アジフライというのはご愛敬。コロッケはなんと70円という激安価格です。それにしても、久しく旧東海道にある店で飲食をしていませんでしたが、昔から目の前を通っていた店でこんな一杯との出会いがあるとは!五十路になってから知る思わぬヒットでした。

【北品川弁当】

東京都品川区北品川2-29-6

月~金:10:00~15:00/17:00~20:30

土:10:00~15:00 定休日:日


























スナックのママが作る自慢の肉じゃが級に凝った「肉」に脱帽!大井町で獅子奮迅する「彩彩」のマスターの丁寧な手仕事が生み出す一杯はぬくもりを感じさせる!

北品川弁当のように惣菜を作っている店なら「肉」部分だけに限れば、ある程度、美味さは保証されるのかもしれません。ただし、仕込みには、かなり時間がかかる模様。そこで、かなり手の込んだ一杯を振る舞ってくれる大井町の「彩彩」のマスターに苦労話を伺ってきました。

―肉うどんって書いてありますが、肉そばでも問題ないんですよね?

「大丈夫だよ。気にしないで」

ーこの肉そばの上を食べていると、酒が飲みたくなるんですが、これは夜のメニューの肉じゃがか何かに変身するのですか?

「いや、朝から来て、肉うどんのためだけに、わざわざ作ってるんだよ。食べログっていうのかい?あれでも高評価のコメントがあったらしいよ。実際、店を閉める前には売り切れちゃうし、美味しいでしょ」

―じゃあ、肉のためにも飲んであげないと。でも、17時30分からしか飲めないって本当ですか?

「そうなんだよ。そうだよね、飲みたくなるよね。俺が買っておいた酒があるから一緒に飲む?」

―いや、一応、これから仕事しないとダメなので、また来ますね。

「あいよ。昼にはないと思うから、早い時間に来なよね」

彩彩のマスターは御年80歳超の大ベテランと思われ、朝6時30分の開店に合わせて、黙々と仕事に打ち込む寡黙な人物。客が喜ぶ顔を見るためなら、苦労をまったく厭わない優しい職人気質です。この店で肉そばは「スナックのママが作ってくれたジャガ抜き肉じゃが」ともいうべき凝りようです。愚直なまでにそば道に生きる男の出す逸品にひたむきな生き様を感じずにはいられません。

しかし、これは大通りに面した客の出入りが激しい人気店では出すのは難しいでしょう。肉とたまねぎは丹念に温め直されてから、物凄く丁寧に盛り付けられて、客に振る舞われます。正直、600円では申し訳ない気分。はっきり言ってしまえば、カネ儲けがまったく上手でないことが伝わってきて、立ち食いそばらしくない味を堪能できると思います。

【彩彩】

東京都品川区東大井5-2-12

営業時間:月~金: 06:30〜15:00 月~金、土 17:30〜24:00

定休日:日


























暗黒汁と豚しゃぶ用の肉がこんなに合うとは!「川一」の一杯は肉をガシガシ食らい、しょっからいつゆを飲み干す原始的な喜びを味わわせてくれる!

ちなみに、有名な肉そば店と言いますと、椎名町の「南天」や江古田の「のじろう」が大人気ですが、メニューとして知られていないだけで、暗黒汁の名店が集中する秋葉原と浅草橋の中間エリアにも美味い肉そばを食べさせる店は複数存在します。例えば、U字工事の益子クンが通う「川一」でなかなかの逸品が食べられることは案外知られていません。

肉はこんな感じ。「市販のしゃぶしゃぶ用の肉が乗っているだけ?」と侮ってはいけません。深い闇のように黒く、塩分濃いめの尖ったつゆとこの肉の相性は抜群。逆にこの暗黒汁に肉丼の上では濃すぎると思います。要するに、川一レベルの店になると、どのようなトッピングがつゆと麺に似合うか計算されている訳です。追加したきくらげと肉を同時に頬張り、暗黒汁をゴクリとやる暴力的な美味さたるや。「いかそば」だけが川一ではないことは覚えておいて損はないでしょう(食べたの4回目笑)。

【川一】

東京都台東区台東1-2-7

月~金:7:00~14:00 

定休日:土・日・祝

※ネットに出ている営業時間はU字工事のYouTubeとだいぶ異なります。念のため、お店にご確認ください。


























三松製麺所直営の「みまつ」は肉そばで失敗しないコツを教えてくれる!もちろん、しいたけそばが大人気のココの一杯は文句なし!

さて、あちこちで食べ歩いてわかったのは、牛丼屋の理屈で、肉そばはこのように紅生姜天と合わせると抜群であることです。私は赤い天ぷらを置いている店では、かなりの頻度で一緒に頼むようにしています。こちらは東日本橋駅の「みまつ」で頼んだ肉そば+紅生姜天。この店のそばもつゆも圧倒的に好きなので、どうしても贔屓目になりますが、それでも甘めの東京ブラックとよく煮込んである肉の相性が抜群です。

みまつの肉には美味いと断言できる根拠があります。まず、三松製麺所が営む直営店のため、ラーメンを食べている人が多く、チャーシューに定評がある点がひとつ。もうひとつは「しいたけそば」が有名なことでしょう。つまり、肉そばの肉がいい感じの味つけになる理由が整い過ぎるほど整っているわけです。ラーメンにしいたけを入れている人を見たことがありますが、やはり、私としては、この店は「東京ブラックのそば」が美味いんだよなあ。とにかく、みまつの肉そば+紅生姜天乗せはお気に入りの一杯です。

【みまつ】

東京都中央区東日本橋3-5-9

月~金:6:30~15:00

定休日:土・日・祝


























絶対にハズさない肉そばといえば、女性からも愛される神田小川町の「豊はる」!異様に熱いつゆに浮かぶ肉と紅生姜天の相性は革命的です!

肉天玉そば+紅生姜天

パイカそばです。上に乗ったプルプルがパイカです

ところで、肉そばには丼を巨大肉が埋め尽くす大陸系というジャンルがあります。でも、当たり外れがあるので、神保町をよく利用する私は神田小川町の「豊はる」以外であまり冒険をしません。この店はつゆから何からとにかく熱い。「熱い=よく煮込まれている」ということなのか、糸切り歯だけで肉が切れます。券売機に「売切」のランプが付いている時がよくありますが、これはじっくり調理していて、中途半端な完成度では出さない証拠でしょう。また、天ぷらも美味ければ、豚バラ軟骨を甘く煮込んだ「パイカ」も抜群に美味い。要は人気の洋食屋なら、ハンバーグを頼んでもビーフシチューを頼んでも美味いのと同じ理屈です。

肉天そばっ+紅生姜天

もちろん、この店はつゆとトッピングに合う麺を選択している点でもポイント。食べ応えのある肉と甘めのつゆをしっかり受け止められるだけの強い味としっかりした腰があり、間違いなく、そば屋のそばの味を堪能できます。私にとって、天ぷらも大陸系の肉も、そばを美味しく食べたいからという理由が最初にあります。また、重い食べ物に弱くなったオッサンの胃袋でももたれないこともポイント。そして、何より、写真を見ていただけばわかるように、ここの紅生姜天は肉そばにトッピングして食べるのと抜群に美味い訳です。

【豊はる】

東京都千代田区神田小川町3-11-10 只野ビル 1F

月~金:6:30~18:00 土・祝:6:30~15:30

定休日:日


























究極の立ち食いそば屋が贈る肉そばの固定観念を覆す逸品!佐藤栞里師匠が肉ダブルで頼んだのが「そば切り うちば」が贈る究極の一杯だ!

紅生姜天で思い出しました。先日、料理に対して倍以上の交通費をかける弾丸女王・佐藤栞里師匠が見初めた「そば切り うちば」で肉そばに紅生姜を添えて食べてきました。二八そばのモチモチ感、出汁香るつゆ、完璧な揚げ具合の天ぷら、すべてにおいて都内屈指の大陸系の肉そばでした。肉は甘めの角煮テイストではなく、かえし同様、実に上品な感じで、琥珀色のつゆを殺さない美味さ。そして4時間煮込んだ豚バラはこんな感じ。ぶきっちょが箸でつまむと、あっけなく折れてしまうほどホロホロです。ちなみに栞里師匠が頼んだのが、肉そばの「肉ダブル」です。この事実だけで味の保証になるのではないでしょうか。

つゆに浮かべておくと、ほどけるように溶けてしまう紅生姜天はまるで珊瑚のような造形美でちょっとした芸術品。できることなら、半分くらいはサクサクで食べたいので、このように別皿で注文することをオススメします。

なお、これは大盛りなのですが、超本格的なこの店のそばは、胃にもたれる要素がまるでないので、量が全然足りないです。メニューをのんびり眺めていたら、この肉が乗ったカレーがあるらしいので、次回はそばとカレーを同時に注文したい!立ち食いそばの領域に留まらない一流料理店として、いま、私のマイブーム・ベスト3に入る店として、肉そばともども、強くプッシュしておきます。

【そば切り うちば】

東京都品川区東品川3-27-24KAHARA品川 1F

毎日:9:30-14:30(売り切れしまい) 月~金:17:30-21:30

定休日:なし(土・日・祝は昼のみ営業)


























師走到来に合わせて冬限定メニューが続々登場!小伝馬町の「おか田」は分厚い豚バラが丼を埋め尽くす肉そばをやってるよ!

2023年、東京は夏日続出の11月初旬から急転直下の寒空。寒いのは苦手ですが、路麺ファンとしては、ようやく立ち食いそばのシーズンとして前向きにとらえるようにしています。実際、店の外観を見ているだけで「冬限定メニュー始まりました」とあって楽しいですし、これは路麺巡りやる上での醍醐味です。

小伝馬町の「そば処 おか田」は肉そばが冬限定のようです。豚バラ肉が丼の表面を埋め尽くすタイプは、男にとって大きな憧れ。「庶民向けの上品系」ともいうべき味を低価格で実現しているこの名店は、漏れなく何を食っても美味い!特にこの逸品はバラ肉に厚さからして勝負を賭けているのがわかります。ビジュアルからして、美味くない訳がないでしょう。ちなみに、小伝馬町は田そばが閉店してしまい、おか田は行く度に混んでいます。先日の昼も注文している人が多かったです。人気の季節の天ぷらも早々と売り切れることがありますので、この限定メニューを目的とされる方は早めに入店したほうがよいかもしれません。

【そば処 おか田】

中央区日本橋小伝馬町13-6 1F

月~金:7:00~9:00、11:00~14:00

定休日:土・日・祝


























肉大陸の元祖・豊しまが春日駅を降りたところに出店!野球観戦やライブを観る前に腹ごしらえして、東京観光の思い出に花を添えてください!

最後に肉そばの元祖とも言うべき、飯田橋の「豊しま」をご紹介しておきます。ご無沙汰でしていたのですが、先日、都営三田線の春日駅に支店があると聞いて、用事のついでに食べてきました。これが「元祖 厚肉そば」です。水道光熱費の高騰、原材料高に加え、私たちの消費マインドが冷え込んでいることを考えますと、この厚さの肉布団が乗って、麺大盛り920円は納得の価格。もちろん、厚肉と甘めのそばつゆの相性もよろしい。リスペクトを込めて真似するフォロワー店が多いのもうなずけます。少しだけ厳しいことを言わせてもらうと、麺が緩いというか、飯田橋の本店のほうが美味しいように感じられましたが、まったくの許容範囲です。

何より、豊しまは初めての方にとってインパクト大で、インスタ映えするので、行く価値は十分だと思います。ちなみに、春日店は店内も綺麗で、東京ドームや文京シビックホールのすぐそば。私が訪れた日は外国人観光客が一生懸命、写真を撮っていました。肉そばは目福口福。東京観光の思い出作りにもよいのではないでしょうか。とりあえず、本稿はこれにて終了。新しい出会いがありましたら加筆しておきますね。

【豊しま 春日店】

東京都文京区小石川1丁目5−1

月~金:6:30~18:00 土:6:30~15:00

定休日:日

 































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