森田氏が愛する東口の風俗街だけが五反田ではない!幼稚園児から五十代のオッサンまで、わんぱくな食欲を満たしてくれるワンダーランドがあった!
五十を過ぎても、数カ月に一度、無性に食べたくなるものがある。私の場合、こってりホワイトソースのマカロニグラタンであったり、どら焼きの皮のように綺麗に焼けたホットケーキだったりする。中でも、極め付きは「お子様ランチ」である。別に小さい頃、食べさせてもらえなかった訳でもないし、両親との思い出が詰まっている訳でもない。というか、母親はピンピンに健在である。要はただの味覚バカになって、ナポリタンとかハンバーグとかオムライスとか、わんぱくが喜びそうな食い物をあれもこれも「ワンプレート」で食いたいのだ。
そんな私のおこちゃまな欲望を満たしてくれる「雪月花~OCEAN」が、さらば青春の光のYouTubeチャンネル「裏さらば」の毒牙にかかって久しい。この地で30年近く遊び歩いている私はGoogleマップなど使ったことなかったが、今回、訪れるにあたって、さらばの事務所である「ザ・森東」の場所を調べてみたら…おいっ!西五反田の目黒川沿い、しかも、石鹸の匂いが漂う部屋がいくつか入ったあのマンションのあたりじゃねえか。道理で「魁力屋」「おにやんま」など、あまりに馴染み深い名前が頻繁に出てくるはずだよ。ちなみに「裏さらば」が始まったのは約2年前。残念ながら、閉店してしまった店があることを代わって補足しておきたい。それくらい、五反田の店の入れ替わりは激しい。
1年前のコンテンツが影響を持ち続ける!五反田無料案内所の破壊力の恐ろしさを知った!
さて、この日はいわゆるお盆休みの真っただ中だった。ひとりで器用にフロアをまわすお姉さんが、注文を取りにくるのを待ちながらメニューに目を通していると、いつの間にか、お盆と年末の風物詩・ランチジプシー集団が入ってきた。このままでは、5食限定の「お子様ランチ」が危うい。反射的にカウンター越しにマスターに直接声をかけ、確保である。そして、数分後、私は「裏さらば」の恐ろしさを知るのであった。
後ろのテーブル席のリーマン4人組の会話に耳を傾けていると「お子様ランチのナポリタンを大盛り」「お子様ランチのハンバーグを400g」という奇妙なカスタマイズが聞こえてきた。お姉さんからオーダーを聞いたマスターが、金額をいくら上乗せするかを真剣に考え始めたところを見ると、明らかに初めての来店である。貼付した動画に出てくる「ハンバーグ400g」で何となく想像はついた。そして、これが確信に変わる。この回のキーワードである「ゆきづきはな(=雪月花)」がそのまま出てきたのである。この回が公開されたのは1年以上前。今もなお、一見さんを呼び続ける破壊力に恐れ入った@.tokyo
なぜ、裏さらばは凄いのか?それは確実に美味くて笑顔になれる店を紹介してくれるからだ!
なぜ、裏さらばの影響力はこれほどなのか?それはニッチを探り当てる嗅覚の鋭さと、何に媚びるでもなく、素直に美味いものだけを紹介する精神にあるように思う。あと、SNSでパクられることまで確実に想定しており、追随して来店するファンのインスタ映えまで考慮している。例えば、このお子様ランチがいい例だろう。ナポリタン&オムライス側から見るとこんな感じ。まさしく360度楽しい遊園地である。
エビフライ側からはこんな感じ。個人差はあるのだろうが、日常生活で写真を撮りたいと思う被写体はさほどないように思う。というか、いちいちスマホを取り出すことに、若者もオッサンももう疲れ果てている。しかし、このお子様ランチには、あらゆる角度から記念に収めておきたいと思わせる説得力がある。
そして、このお子様ランチには、食う前から自然と笑顔にさせる「さらば」のようなパワーを感じる。確かに、さらばの笑いは黒くてゲスい。しかし、気付けば、私はいつも腹を抱えて笑っている。言ってみれば、このオムライスの微妙にエロい外観のようなものなのだろう。不謹慎であろうが、アンモラルであろうが、いい子ぶっていないで、食ってみれば、ケチャまで舐めまわしたくなるほど、確実に美味いのだ。
こちらは、裏さらばでブクロ氏が頼んでいたのと同じ和風ハンバーグ(80g)。動画の頃と違って、現在のお子様ランチは和風になっていた。お笑い界のダークヒーローは素直過ぎるほど顔に出る。きっと猫まっしぐらな直情径行タイプなのだろう。だから、誤って鬼の嫁を食べてしまったに違いない。この軽やかな食感とあっさりした味付けは、ブクロ氏でなくても400gは楽勝である。
そして、あまりに地味なチキンカツ。ほかがインパクトがあり過ぎて、裏さらばでは触れられていないが、お子様一色になった口の中を中和してくれる普通の美味さである。確かにパンチは弱いが、テレビ向けの安定ネタのような味わいがある。個人的には最後に食べることをお勧めしたい。オッサンはやはりオッサン。口の中を現実に戻して店を出るために、この一品はプレートに乗せられているように思う。
閑話休題 歌を作りましたので聴いてください!「五木ひろしも認める口が汚い排水溝」です
雪月花に関するプチ情報と五反田の目黒川沿いの名物をご紹介しておきます
最後に「雪月花~OCEAN」のプチ情報を紹介しておくと、月曜日はハンバーグの日で150gのハンバーグランチが通常900円のところが720円。あと、夜は牡蠣メニューが充実しています。今年の盆休み、何軒かに振られたものの、お子様ランチに無事ありつけたのは僥倖。ちなみに、さらばのように、ゲスい光を映し出す五反田の目黒川の水面はこんな色で、暑いだけの夏は風流もくそもありません。これからの季節の風物詩はアスファルトで繰り広げられるアブラゼミのセミファイナルです。写真が切れたので、今回の食レポはこんなところです。
追記
「さらば青春の光」のファンのみなさま、わざわざ検索エンジンから拙いこんな記事をご訪問いただき、ありがとうございます。「雪月花」には行かれましたか?本稿を書いた後、私は一度訪れまして、こっそり写真を差しかえておきました。こういう手軽な改稿はTwitterなどではできないことです。
ちなみに、以前は「おいしそうでしょ?」的なツイートをしていたのですが、あまり読まれないようなので、もうその手のことはすっかり止めました。そもそも、SNSでグルメ自慢をしたところで、たくさん反応をもらえるのって有名人だけなんですよね。それなら、こんなふうに写真をたくさん載せて、じっくり読んでもらえる食レポでもやろうかと考えたのが、このブログを始めたきっかけです。現在はすっかりこちらに比重を置いており、Twitterとは距離ができてしまいました。ほかにも色々書いているので、よろしかったら覗いてみてください。
あと、念のため、Twitterの「アカウント停止」がまわりで異様に増えていることを報告させてください。これは「X」になってからのことで、私の場合、ネタツイで遊んでいたフォロワーさんが激減してしまいました。もちろん、明日は我が身です。その場合、同じIDを再取得できるかどうかはわかりません。なので、みなさんも自分の場所を確保しておいたほうがよいですよ。SNSでの付き合いとはいえ、言葉を交わしていた関係がぷっつり途切れてしまい、音信不通になっては、少なからず悲しい気持ちになります。
このようなリスクを回避する手段として、ネット上にレンタルサーバーという土地を借り、ドメインという住所を取得し、ブログという自分の家を持っておくことは、非常に便利だと考えます。
なお、サーバーは「ConoHa WING」と契約しております。インターネット上には広告がたくさんありますが、私はすべてを害悪と考えるのは間違いだと思っており、興味のあるものは積極的にクリックするほうです。その結果、GMOグループのこの会社に辿り着きました。もともとFXをやっていて、GMO証券で取引したこともあって、必然と言えば必然の縁があった訳です。
どこのレンタルサーバーも似たようなものだと思いますが「ConoHa WING」は契約と同時にドメインが2つ無料で取得できます。また、電話でのサポートも充実していて、サーバー会社の範疇を超えた相談にもかなり乗ってもらいました。あと、後日聴いたところ、とにかく安いらしいです。
(※料金比較については「ブログ 始め方」でGoogleで検索をかけてみてください)
ブログの作り方の手順ほか詳細は、プロの方がYouTubeなどで説明しています。私はそれをなんとなく真似しただけですので、そちらをご参照ください。2023年は「ConoHa WING」のオペレーターの方に、とにかく色々ご教授いただきました。この場を借りて御礼申し上げます<(_ _)>
2024年2月3日記
コメント