出汁香るキリリとしたつゆ、そばを食っていると実感できる自家製麺、見た目も繊細で美しい天ぷら…都内最高峰、琥珀色の芸術そばを極めたい!~「おらの立ち食いそば」、略して「おらそば」東日本橋の「あり賀せいろう」編です!浅草や秋葉原へもアクセス抜群の超人気宿泊エリアにある名店だぞ!

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おっさんの飯
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美味い店の指標である女性客も多い!連続して通ってもまったく飽きがこない!いつも混んでいる日本橋・神田界隈の東の正横綱があり賀せいろうだ!

皆さん、こんばんは。12月に入ったのに20℃超えの日があったり、地球は狂ってますが、2023年末、いかがお過ごしでしょうか。12月中旬も気温は暴れ回るらしく、こんな感じだと、冷やしでそばが美味しく食べられる日がありそうですね。さて、私はポカポカ陽気を幸いにのんきに食べ歩いており、今年最大の出会いである「あり賀せいろう」のメニュー完全制覇を目指して頑張っています。都営地下鉄って70歳以上にはシルバーパスがあるんですか?これがあれば、私の「交通費がそば代を超えてしまう問題」は解決するので、そばで健康生活を送って、なんとかそのメリットを享受できる日まで元気でいたいと思います。

ところで、朝早くに訪れ、昼飯も食べていく私をマスターがどう思っているのか知りませんが、こっちからしてみると、空いている時間を教えてほしいというのが正直なところ。朝定食は大人気ですし、ランチタイムを前後にズラしても基本的に隣に誰かがいる程度には混んでいます。もし、職場が近所にあったら、私は昼飯に週5日営業のうち最低3日は通うでしょう。というのも、この店の自家製麺は蕎麦の味がしっかりしていて、ヘルシーな感じがするので、天ぷらを乗せようが、唐揚げを乗せようが、わがままぼでぃ~のオジサンがいくら食べても、罪悪感がないのです。おまけに、何を頼んでも美味いから飽きることがない。問屋街の近くでありながら、周辺店に比べて、立ち食いそば屋の美味さを測る指標のひとつである「女性客が多い」のもポイントです。


















つゆの温度を著しく上げるほど熱いぞ!おっさんも思わず喘ぎ声が出てしまうほど美味い揚げたてホヤホヤの天ぷら!

さて、美味い上に食べ方の自由度が高い立ち食いそばに流儀もへったくれもないですが、マスターが揚げたてホヤホヤの天ぷらを乗せてくれる時には注意してください。天ぷらが熱いことはもちろん、つゆの温度までかなり上がります。基本的に揚げ置きはしないというより、いつも混んでいるので、揚げ置かれないため、このゾーンで適温になった天ぷらがなくなった場合、もろに揚げたての超アツアツがやってくる訳です。

この揚げたてホヤホヤは大当たりといえば、大当たり。しかし「半分はカリカリでいきたいよなあ」と、がっついて天ぷらをガブリとやると、正常な人の反応として、周りに聞こえるくらいの声が出てしまう訳です。この声は女性であれば全然許されると思います。むしろ、歓迎されるでしょう。しかし、おっさんの「あっあっ」とか「あふっ」はかなり気持ち悪いです。なので、忘れずに給水機で水を汲んでおきましょう。


















上品でキリリとした味は人柄を物語る!あり賀せいろうのマスターは超仕事ができる優しい職人さんです!

すごい当たり前のことしか言っていないようですが、ここの天ぷらは、そのへんの立ち食いそばとは一線を画します。つゆに浸しておくと、自然にほどけるように溶けていく感じ。神田・日本橋ゾーンの東京ブラックな店は尖りまくったつゆをマイルドにするために、分厚い衣を溶かしながら食べる店が少なくないですが、あり賀せいろうは真逆です。衣はひたすら軽く、溶かしてしまうのがもったいない感じです。つゆはかえしが甘すぎず、キリっとした感じ。これに天ぷらを少しだけつけて、サクっと食べるのが抜群に美味い訳です。種類は「たまねぎのかき揚げ」と「春菊天」の2種類。どちらも、自家製麺のそばの香りを損なわない上品な仕上がりです。

ちなみに、マスターは「好感の持てる超できる人」で、調理から何からほぼひとりでやっており、その仕事ぶりは器用というか、記憶力がいいというか、実に滑らか。仮に店が混乱している時、注文があやふやになっても、しっかり確認してもらえますし、こんなふうに天ぷらを別皿でお願いしても忘れられることはありません(お姉さんが配膳と下膳などを手伝っています)。それでは、話しかけづらいかと言うと、そんなことはなく、常連の絡みに応じている場面をよく見かけます。先日、唐揚げが売り切れながら、券売機が売切になっておらず、唐揚げそばを買ってしまったのですが「5、6分待ってもらっていいですか?」と言われ、私の分だけそっと揚げてくれました。何度か通っていると、そんな人柄が感じられる時があると思いますよ。


















これが立ち食いそば屋か!?つゆ、自家製麺とベストマッチの唐揚げそばは外せない!テリー伊藤の人形の唐揚げ屋は少しは見習うように!

ちなみに、これが人気の「唐揚げそば」となります。コロナ禍でどこの街にも唐揚げ屋が増えましたが、立ち食いそば屋では、いわゆる普通の唐揚げを乗せただけのものが多いことは否めません。私が思うに、そば屋が出す以上、つゆに馴染むいわゆる鶏天に近い衣を追求しつつ、唐揚げとして美味しい味つけが求められるように思います。

その点、あり賀せいろうはこの界隈でぶっちぎり!衣を溶かしてしまう前にひとつ、そばを啜り、衣を少し溶かしながらひとつ、つゆを飲み干す時にヒタヒタになったものをひとつ。多分、これが最高の味わい方じゃないですかね。あと、油が良いせいか、天ぷらをひとつ追加して、そばを大盛りにしてもまったくもたれません。褒め過ぎのような気がしますが、あくまで、ここは立ち食いそば屋です。はっきり言って、路麺店のレベルではありません。テリー伊藤の人形を見る度に、どす黒いものが込み上げるどこかのチェーン店に食わせてやりたい。飽和状態の唐揚げは難しいと思いますが、ここの逸品はA級専門店に匹敵すると思います。


















「美味いもの×美味いもの=美味いもの」の方程式を地で行く肉そば!常連さんを見ていると、冷やしで食っても美味そうだったぞ

こちら「肉そば」。私は初めての来店でこれを食べました。「美味いもの×美味いもの=美味い」の方程式通りです。肉は柔らかくしっかり煮込まれていて、抜群に美味いつゆを殺すことはない上品な味つけ。食べ進めていても、琥珀色の美しさを濁らせることもありません。あと、まだ試していませんが、冷やしのつけ汁で食べている人がいました。夏はコレでしょう。ちなみに、私が初めて来た時、肉そばをチョイスした理由はネットに「肉丼も抜群の美味さ」「味に隙がない」などと書いてあったからです。実際、昼時は肉丼セットを食べている人が多く、相当美味いのだと思います。これも宿題ですね。あとで食べたら、本稿に加筆しておきます。


















胃も心も疲れ果てたオッサンに優しいあり賀せいろうのそば!とろろそばはくたびれた人生に潤いをもたらしてくれます

すっかりオッサンになり、こういうのがほしくなったという人は多いと思います。私も味覚が変わってしまい、純粋に美味いそばを美味いつゆで食べたいと思う日が増えました。わざわざ電車に乗って通っているあり賀せいろうで「かけそば」か「もりそば」だけを食べて帰ることはないと思いますが、この「とろろそば」は抜群に美味かった。Twitterのトレンドに「立ち食いそば」が上がる日が急に増え、ツイートを覗いてみると、私と同年輩以上の方が圧倒的に多いことに笑ってしまいます。シンプルに「わかめそば」や「むじなそば」を食べている人が結構いるのも面白い。自分を考えれば当たり前ですが、まるでSNSは高齢化社会の縮図のようにも映ったりもします。

焼き肉・ホルモン・とんかつが食えなくなったら終わりと思いつつ、立ち食いそば屋は胃も心も疲れてしまったオッサンの癒しの場。もし、これを読んだ若い人は家系ラーメンや二郎系を食べられるうちに食べておいたほうがよいですよ。いずれ、食べた翌日、酒も飲んでいないのに後悔する日がやってきて、自然と足が遠のいていきますので。ちなみに、本稿は主に胃もたれしやすくなった五十代以上の皆様に向けて書いています。お互い、健康に気を付けて、いつまでも美味しいものを食べましょう。そして、あり賀せいろうは、そんなオッサンたちに優しい都内屈指のそば屋です!

【そば処 あり賀せいろう】

東京都中央区日本橋富沢町14-4

月~金:7:30~9:30/11:20~17:00

定休日:土・日・祝


















年末年始の宿泊先にオススメ!浅草や秋葉原へアクセス抜群の都営浅草線・東日本橋駅

「あり賀せいろう」のある都営浅草線の東日本橋駅の周辺はホテル密集ゾーンです。秋葉原へ徒歩で歩いていけることから、外国人観光客に大人気。成田から直通電車もあり、浅草へも一本で行けることから、平日の昼間にも頻繁に道を尋ねられるくらいです。APAホテルや東急INNが多いですが、もっと格安のホテルもたくさんありますよ。宿泊先に困られた場合、オススメのエリアです。


















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