やっぱ2025年は疲れます。ちょっとだけ与太話にお付き合いください
みなさん、こんばんは。暑い日が続きますが、いかがお過ごしでしょうか。これを読んでくださっているのは、同年輩以上の方が大半だと想像します。くれぐれもお身体ご自愛ください。
ところで、私はtwitterでも直接、政治について言及することはずっと避けてきたのですが、今回ばかりはこうやって日記を続けていく自分の根幹にも関わるので、少しだけ文字にすることにしました。また、あと何年生きるかわかりませんが、もし、10年以上生き続けたとして、若者や外国人から「あの時、どのような態度を示したか?」と問われた時、こういう主張をしたと言える根拠を残しておきたいとも考えています。以下に記す内容はいつにも増して退屈になると思いますが、お付き合いいただけると幸いです。
気持ちを上手に言葉にできなかったので、代弁してもらった気分。例えば、コンビニ、スーパー、飲食店、介護…私の生活圏は外国人の力がなかったら回りません。あと、米を買っている農家さんに後継者はいないと聞いています。ということです
今井一さん&本間龍さんと一月万冊https://t.co/M2Jf4EqZwY
— 鳴門の虫牙 (@TAKEbbbb) July 14, 2025
本稿を記しているのは、2025年7月15日の夜です。参議院選挙を前に、先日、私が住んでいる場所から比較的近いJRの駅で、ネガティブな騒ぎが起こりました。これはSNSだけではなく、現実の話です。みなさんの街でも、少なからず似たようなことが起こっているのではないでしょうか。騒動の火種について、固有名詞を出すことは彼らを利することになりかねないと考えているので差し控えますが、私は差別と戦争を徹底して憎む立場です。そして、そのふたつが怖い。ロックが好きな方なら同意していただけると信じています。
これ以外にもたくさんありますが、パッと思いついたTシャツを4枚だけネットから拝借しました。まさか、ヘヴィメタル/ハードロックのパッションを象徴してきたオレンジ色が、このようなネガティブな意味を持ってしまうと想像していた人は、ほぼゼロではないでしょうか。それも、わずか数カ月でのことです。
写真やTシャツのイメージでしかありませんが、私にとってオレンジ色となりますと、なんとなくThin Lizzyのフィル・ライノットです。1950~60年代、ほぼ白人だけのアイルランドのダブリンで子供時代を過ごしたフィルの立場は言うまでもありません。ウィキペディアには「南米イギリス領ガイアナのジョージタウン出身の父、アイルランド人の母の間に生まれる」と記してありました。近年ですと、Guns N’ Rosesのアクセル・ローズがトランプ米大統領の移民政策や人種差別に一貫して批判的な姿勢を貫いています。これについては【アクセル トランプ】で検索すれば、一発で答えが返ってくるのではないでしょうか。振り返れば、Guns N’ Rosesがつい先日の5月に行った来日公演で、Thin Lizzyの「Thunder and Lightning」をカバーしたことが大きな話題になりました。そのニュースを知った時、フィルの心は確実に受け継がれているのだと実感したことを覚えています。
実は、私はオレンジ色のTシャツを3月に買ったばかりです。しかし、どうしてもヘイトやデマゴギーに結び付けて考えられたり、逆に利用されることにも耐えられないので、この夏、着ることは止めることにしました。
Fight Or Fall(和訳AI)
Brothers, here I stand(兄弟たちよ、俺はここに立っている)
Spread my wings and take command(翼を広げて、指揮を取る)
The sky he justly planned(天は正しく設計されていたのさ)
The boy become a man(少年は男になった)
After all this time(これだけの時間が経っても)
I tell myself that I’m(俺は自分に言い聞かせている)
Not just wasting time(時間を無駄にしてるんじゃないって)
Oh you know I’m not that way inclined(そういう風にはできてないってこと、わかってるだろ?)
Brothers, if you hear(兄弟たちよ、聞こえるなら)
Raise your flags and make it clear(旗を掲げて、はっきりさせてくれ)
There is more to fear(恐れるべきものは他にもある)
If we wait for another year(このままもう一年待っていたらな)
After all this time(これだけの時間を経て)
I tell-a myself(俺は自分に言い聞かせる)
Tell-a myself(何度も自分に言い聞かせるんだ)
Tell-a myself
Tell-a myself
Tell-a myself
Tell-a myself
Tell-a myself that I’m(俺はこう言い聞かせる)
Just passing through time(「俺はただ時を通り過ぎているんじゃない」と)
私の黒歴史です。懺悔します
もうひとつ、これは私の大失態であり、人生で重ねてきた黒歴史のひとつです。コロナ禍前になりますが、平日の朝のワイドショーに出演していたある評論家氏に興味を持って、その人物がロックについて語るトークセッションのようなものに行ってしまった汚点があります。もちろん、彼の経歴は知っていました。だから、余計に恥ずかしい。あの時は社会事件と深い関わりを持つ政党に手を貸したり、ついには「高齢者の社会保険料一律支援は限界」といった発言をするとは思いもよりませんでした。そして、今回、オレンジ色と地続きであることが明白な自民党から立候補しています。こういう資質を見抜けていなかったことも痛恨の極みです。
当時、彼は好きなバンドとして、今は亡き哲学者ニール・パートが詩を書くRushの名前を挙げていたことをよく覚えています。また、確実にニールの影響下にあるDream Theaterに詳しいことでも有名です。しかし、現在の時世を考えれば、さすがに2025年にリリースの「Parasomnia」のライナーノーツを依頼した日本のレコード会社の神経も苦手なら、その内容を無垢に賞賛する同世代の聴き手とも絶対に相容れない。悲しいかな、我々が当たり前のように聴いてきたラジオ番組の聴取者はただの票田となっている可能性を少なからず疑っています。
正直、知性のバンドであるRushとDream Theaterが政治利用されてしまった時代が悔しい。私はDream Theaterの最新アルバムのCDを持っていません。デビュー前のデモ音源の海賊版を買ったほどですし、遠い昔から応援している数少ないバンドです。まして、この新譜でオリジナルメンバーのマイク・ポートノイ(Ds)が復帰したことはご存知の通りです。それでも、申し訳ない。今回は自分にできる些細な抵抗と考え、購入を止めました。ライナーノーツが差しかわっても、恐らく国内盤を買うことはないでしょう。
私がロックから学んできたこと。このようなことを記しておく理由
最後に私の大好きなRushの「Power Windows」に収録されている「Manhattan Project」の歌詞を貼らせていただきます。所有しているRushのCDはすべて輸入盤なので、最後の一説だけAIに和訳させました。何についてプロテストしている詩なのかは、目を通せば、すぐにわかると思います。
かなり古い話になりますが、twitterで思わず政治への疑念を呟いてしまった時、明らかに私に対するオピニオンとして「そういうこと、気にするんだ?」と揶揄するような呟きがタイムラインに見えたことがありました。その方は介護を要するご両親と暮らしていて、ご商売をなさっていたと記憶しています。確か、お客さんには外国の方もいらっしゃると仰られていたかと。こういうこともあったので、数年前からミュートにしており、現在のご様子については目にしていません。ずっとTwitterでは黙ってきましたが、少々ズルいことを承知で、あえてここで。私は「そういうこと、物凄く気にします」。どうしても気になって仕方がない理由は「日本は世界で唯一の被爆国である」ことだけは、祖父母と両親からいつも強く言われてきたからです。
本稿のような内容について書くのは、面白おかしく生きてきた人間の性分に合いませんが、2025年、日本は戦後最大の危機に立たされていると考えます。しかし「転んだところに教科書あり」ではないですが、自分の血肉となっていたロックから、いつの間にか色々なことを学んでおり、それがSNS時代に言葉を発するにあたって根っこになっていることに気付かされました。既に投票は済ませており、今は少しでも明るい未来が見えることを願うしかありません。きっと近い将来、多くの人が時代を振り返って「あの時がすべてだった」という日がくると想像します。改めてですが、私は「物凄く、物凄くそういうことを気にするし、しなければいけない」と思います。だから、投票にはいきましょうということです。
今回はこんなところです。では、ごきげんよう、ばいちゃ(ここは通常モード笑)
Manhattan Project
Imagine a time
When it all began
In the dying days of a war
A weapon — that would settle the score
Whoever found it first
Would be sure to do their worst —
They always had before…Imagine a man
Where it all began
A scientist pacing the floor
In each nation — always eager to explore
To build the best big stick
To turn the winning trick —
But this was something more…The big bang — took and shook the world
Shot down the rising sun
The end was begun — it would hit everyone
When the chain reaction was done
The big shots — try to hold it back
Fools try to wish it away
The hopeful depend on a world without end
Whatever the hopeless may sayImagine a place
Where it all began
They gathered from across the land
To work in the secrecy of the desert sand
All of the brightest boys
To play with the biggest toys —
More than they bargained for…
Imagine a man(ある男を想像してみて)
When it all began(すべてが始まったあの日)
The pilot of “Enola Gay”(「エノラ・ゲイ」の操縦士として)
Flying out of the shockwave(衝撃波を抜け飛び立ち)
On that August day(あの八月の日に)
All the powers that be(権力者たちの思惑も)
And the course of history,(歴史の流れも)
Would be changed for evermore…(永遠に変わってしまった瞬間を…)
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