
※LOVEBITESの皆様からお写真をお借りしております<(_ _)>
※「ラブバイツ」ではなく「ラヴバイツ」が正しい表記であることは重々承知しておりますが、多くの方が「ラブバイツ」で検索していることを知り「ブ」をあえて採用しております。ご了承ください<(_ _)>
※一部、文字内容が大きく破損していて、文意が伝わらなかった個所が複数ありました。また、YouTubeのリンクも同様です。修正しておきましたので、ご査収ください。
※LOVEBITES丸、いざ大航海へ!すげえの出るぞ!「Outstanding Power」!!
※「Clockwork Immortality」はBlu-ray付き・DVD付きがオススメです!手に入りづらくなっていますが、探す価値はあると思いますよ☟
- 2025年10月21日を境に冬がきてしまいました……しかし、私は冬の時代に徹底して抗います!
- やりました!メジャーへと突き抜けた大名盤「Electric Pentagram」編でこの日記も大記録を達成です!愛してやまない「Clockwork Immortality」編も頑張ります!
- 私にはどのアルバムよりも取捨選択が難しい! 実際、深いブルーのジャケットのようにひんやりムードがたまらないバンドの顔とも言うべき大名曲がズラリと揃いました!
- 「Under The Red Sky」が完全に破れた…と思ったあの日、それは新しい門出となる吉日でした!
- 天邪鬼のセレクトも普通になってしまうクロイモ!それほど代表曲の存在感が際立っているということです!
- 怒らないでください、これは本気で言っています!まるで「清純派アイドルが捨て身で挑んだ濡れ場」のように抱きしめてあげたい!代表曲だらけの5曲を勝ち抜いた私のど真ん中の曲は?
- 上っ面だけで“魂”なんて言葉を使うなよ!オジーもレミーも泣いているぞ! 心を悪魔に売り渡してしまったのか、ヘヴィメタル? 脈々と受け継がれてきた炎は消えていないよな…
- 親戚のお姉ちゃんに隠していたエ〇本を見付かってしまった時のような感覚!ずっと秘密にしていたことがバレて、ちょっと恥ずかしくなってしまった曲とは?
- クサメタル?おじさんはもっとクサいクサヤメタルを聴いてきたので、クサいとはまるで思いません。でも、素敵な表現だと思います!
- 詩人 Asamiの慧眼、炸裂!これぞ、究極の名曲でしょう!ついにやってきた恐るべきアイツについて…
- というわけで、このアルバムの優勝は……?
2025年10月21日を境に冬がきてしまいました……しかし、私は冬の時代に徹底して抗います!

みなさん、こんばんは。さ、さぶいです。なんとパソコンには「12℃雨」の文字。10月21日を境に一気に冬がきてしまいました。日本はこのまま落日を迎え、終わっていくのかもしれません。ついに悪夢…高市早苗を神輿に担ぎ上げたウルトラ極右内閣誕生です。反トランプで有名なアメリカのニューヨークタイムズは「保守強硬派!安倍晋三のように日本を右へ導こうとしている」と説明。このほか、イギリスのガーディアンなどは「超保守派(ultra-conservative)」と単語2つで一刀両断です。このほか、韓国や中国はもちろん、ドイツ、フランスをはじめ、世界各国から、日本の「右傾化」を危惧する声が上がっています。実際、早々に北朝鮮から飛んできた久しぶりの“祝砲”が海外の日本を見る目の変化を物語っているのではないでしょうか。
- ニューヨーク・タイムズ(アメリカ)「保守強硬派、安倍晋三氏のように日本を右へ導こうとしている」
- BBC(イギリス)「選択的夫婦別姓に反対するなど強硬な保守」
- ガーディアン(イギリス)「超保守派(ultra-conservative)」
- AFP通信(フランス)「家父長制的な規範と戦う姿勢」
- ル・モンド(フランス)「国粋主義者、超保守派」
- ドイチェ・ウェレ(ドイツ)「日本の女性の間で政治信条を懸念する声がある」
- 東亜日報(韓国)「極右の傾向」
- コメルサント(ロシア)「“鉄の女”の東方版。超保守派、極右思想を持つ」




Breaking News: Sanae Takaichi is Japan’s first female prime minister. She’s a heavy metal drummer and hard-line conservative. https://t.co/vfyRnftmfc pic.twitter.com/f17GPcm71o
— The New York Times (@nytimes) October 21, 2025
そして、ロックファンにとって大きな問題はニューヨークタイムズのこのツイートです。「彼女はヘヴィメタルのドラマー」……はあ? 明らかに自民党の広報に成り下がったメディアのせいで、誤った情報が海外へ伝わっています。これを喜んでいる無垢で無知な中高年メ〇ラーのことは後で触れますが、そんなことを言ったら、日本のアマチュアは全員ドラマーになってしまいます。コイツは「友達が統一教会だらけのウルトラ右翼BBA」に過ぎません。自慢は「教育勅語を暗記している」こと、特技は「白々しい嘘と鹿を使った排外主義」です。アメリカ在住時のキャリアを未だに偽っている話は有名なので、むしろそっち方面を調査して、早々に暴いてほしいものです。
【発言】BS朝日、”暴言”田原総一朗氏を厳重注意 「不適切な内容」https://t.co/JQkNBd8E9y
番組内では高市早苗氏が首相になると目されていることを受けてトークを展開。選択的夫婦別姓をめぐる議論の中で、高市氏を念頭に、田原氏は「あんな奴は死んでしまえと言えばいい」と放言した。 pic.twitter.com/c9OTvNzY0p
— ライブドアニュース (@livedoornews) October 21, 2025
爺さん、婆さん、オッサン、オバハン、著しい老いの進行があって、晩節を汚してしまった尊敬すべき老いぼれ91歳……多くの人の気分は酷く沈んでいるようですし、はっきりいって、この私も生涯ベスト20に入るくらいどん底の気分。政治のことでここまで落ち込むとは思いませんでした。戦後最低の「カルト極右連合体」については以下のリンクに軽く記してありますので、よろしかったらどうぞ。こりゃ、年内どころか、高市が政界から消えるまで、私の気持ちはずっとこんな感じなのかもしれません。

高市早苗のインタビューが掲載された統一教会の機関紙「世界日報」
※右傾化・幼稚化するメ〇ラーについて①☟

※右傾化・幼稚化するメ〇ラーについて②☟

※右傾化・幼稚化するメ〇ラーについて③☟

※メ〇ラー珍現象について④☟

※The Shining Vol.4&メ〇ラー旭日旗現象について⑤☟

※キチガイBBAに踊らされる幼稚化したメ〇ラーについて⑥☟

※ついに高市プロパガンダの魔の手がロック系ネット記事を侵食⑦…

※高市金融ショック!☟

※この時、日本国民は絶対に止めておくべきだった…

※元音楽雑誌編集長の差別発言と某音楽評論家のオレンジ化について☟

やりました!メジャーへと突き抜けた大名盤「Electric Pentagram」編でこの日記も大記録を達成です!愛してやまない「Clockwork Immortality」編も頑張ります!

さて、気を取り直して、あまりの閑散ぶりに「過疎ってるぅ~♪」の野次さえ聞こえてこない【LOVEBITES この曲 頂上決戦2025】へ話を移しましょう。広々とした牧場のような平和な空間を愛される方は雰囲気に癒されてください。何しろ、これまで「LOVEBITES EPⅡ」編の訪問者様が3人、第2試合の「Judgement Day」編が7人、第3試合の「『Nameless Warrior』VS『Spellbound』VS『Puppet On Strings』」編が2人、第4試合の「Glory, Glory, To The World」編は5人を記録! しかし、誰もが認める人気の高い大名盤「Electric Pentagram」編についてだけは、この私も大いに期待しておりました。「一気に15人くらい行っちゃうかもしれない。もし、そうなったらどうしよう」などとほくそ笑んでいましたら……

な、なんと2人です……全部、ウルトラ右翼BBAの気持ち悪い作り笑いが落とすどんより暗い影によって、この日記まで呪われてしまったようです。きっと世の中のみなさんも、こんな平和なバカ企画に目を通している暇はないのでしょう。 でも、別にいいや。2人も15人も大差はなし。きっとカレーうどんのお方もいつかは読んでくださると信じています。今回も鹿の厚塗りBBAを筆頭に嫌いな奴らの悪口を織り交ぜつつ、元気良く参りたいと思います!
さあ、今回は予告通り「Clockwork Immortality」編となります。このアルバムは私にとって、自分の趣味嗜好と素直な心を映し出すたいへん意味のある作品です。上手な例えが見付かりませんが、Ozzy Osbourneの「Bark At The Moon」、Judas Priestの「Killing Machine」、Motörheadの「Bastards」、Rushの「Power Windows」…もし、1作だけ、もっと言えば、そのうちの1曲でもいいので、聴いた経験があったら、万人が認める絶対的な存在と完成度を比べてみてください。実はまったくヒケを取らないことに気付かされるはずです。
もし、ご存知ない場合、焼肉のミノ、寿司のマダイの昆布〆、天ぷらのタラの白子天あたりをイメージすればよいでしょうか(?)要するにカルビも大トロもエビ天もあるのに「ここにも知る人ぞ知る本物の味わい」があると考える訳です。しかし、決して“通”を気取りたいのではありません。どちらかといえば、まだマイノリティだったLOVEBITESのこのアルバムを一発で好きになった自分が誇らしく、また、こういうところにロックファンの矜持たるものがあるような気がしてならないのです。
では、くどいようですが、たった2人の読者様のために改めてルールのおさらいをしておきますね。
出場選手:既発のオリジナル全61曲(「The LOVEBITES EP」の4曲は「Awakening From Abyss」収録と考え除外。また「Bravehearted」の日本語バージョンと「Thunder Veangence」のオーケストラバージョン、「RE LOVEBITES EP」のセルフカバー5曲も除く)
第1ラウンド:「Awakening From Abyss」「Clockwork Immortality」「Electric Pentagram」「Judgement Day」「Battle Against Damnation」「Glory, Glory ToThe World」「LOVEBITES EPⅡ」から、勝者2曲が第2ラウンドへ進む。なお「Golden Destination」のシングルに収録された2曲とベスト盤に収録の「Nameless Warrior」は3曲で1枠を争う。
※勝者の基準:なるべく多くの人が納得できる「A枠」から1曲と、個人的に思い入れが極端に強い「B枠」から1曲ずつを選出。こうする理由はあまりに独善的で盲目的な選者の趣味嗜好を考慮したため。
第2ラウンド:第1ラウンドを勝ち抜いた15曲のバトルロイヤルで覇を争い、3曲が決勝の第3ラウンドに進むことになる。
第3ラウンド:第2ラウンドを勝ち抜いたファイナリスト3曲で完全決着をつける。授与されるのは金メダルだけ。

今回は10曲がエントリーしていますから、8曲が無情にも脱落することになります。実は、このアルバムがリリースされる直前まで、私はAsami先生のことを「さん付け」、時によっては「アサミちゃん」などと不届きな呼び方をしており、歌詞もろくに読んでいませんでした。穴があったら入りたいくらい恥ずかしいです。でも、まじめな話、先生は「アサミちゃん」なほどキュートでして、当時、20代半ばくらいであると思っていたのは半分くらい本当です。そのため、LOVEBITESファンのほとんどは20代以下だと勘違いしており、小心者の私はモジモジしてライブに行くことができなかったのです。

また、8年くらい前といえば、毎晩、キツい焼酎をグビグビ飲んでおり、煙草は1日40本以上。体力的にライブの間、立っていることもママならないほどパテンコーな生活をしていたお恥ずかしい事情もあります。しかし「Clockwork Immortality」を聴いて、ますます惚れてしまい、昼から飲むことは止め、本気で減煙を頑張って行ったのが、マイナビBLITZ赤坂の「Daughters Of The Dawn」だった訳です。そして、驚きました。先生を見上げていた90%くらいは自分と同年輩、いや、それより年上のジジイだったことを知る訳です。こんなふうに思い入れたっぷりの「先生が先生になった」特別すぎる作品がクロイモです。よって、評価するにあたって、依怙贔屓してしまうかもしれませんが、なるべくフラットな目線で選びたいと思います。では、ゴングのお時間といきましょうか。カーン、レディ・ファイトです!




私にはどのアルバムよりも取捨選択が難しい! 実際、深いブルーのジャケットのようにひんやりムードがたまらないバンドの顔とも言うべき大名曲がズラリと揃いました!

| Clockwork Immortality | ||
|---|---|---|
| No. | 曲名 | Music & Lyrics |
| 01 | Addicted | Music: Miyako / Lyrics: Asami |
| 02 | Pledge Of The Saviour | Music: Miyako / Lyrics: Asami |
| 03 | Rising | Music: Miyako / Lyrics: Asami |
| 04 | Empty Daydream | Music: Miyako / Lyrics: Asami |
| 05 | Mastermind 01 | Music: Miyako / Lyrics: Asami |
| 06 | M.D.O. | Music: Miho & Mao / Lyrics: Miho |
| 07 | Journey To The Otherside | Music: Miho & Mao / Lyrics: Miho |
| 08 | The Final Collision | Music: Miho & Mao / Lyrics: Miho |
| 09 | We The United | Music: Mao / Lyrics: Asami |
| 10 | Epilogue | Music: Asami & Mao / Lyrics: Asami |
最初にこの豪華過ぎるラインナップをじっくりご覧ください、自称マイノリティである私でさえ、思わず唸ってしまった凄まじい名曲が並ぶ構成です! そして、このアルバムの「なるべく多くの人が納得できる『A枠』」筆頭というより、LOVEBITESの顔ともいうべき曲といえば、みんな大好き「Rising」であることに異論を挟む余地はないでしょう。リリース日を確認しますと、2018年11月16日とありました。なんと、あれからもう7年にもなりますか。私はプチお爺ちゃんになってしまいました。

それはさておき、LOVEBITESと言えば、イントロ殺し。イントロ殺しと言えば、MIYAKOぱいせん。私がLOVEBITESの曲で「瞬殺」という言葉を意識したのは、この曲が初めてだったかもしれません。「Swan Song」や「Lost In The Garden」のように顔面へ一発、はい、おしまいではありませんが、改めて数え直しますと、それでも30秒以内できっちり締め落とされ、リングに横たわっていたようです。
また、もうこの時点で、カリスマMIYAKO様は稀代のヴォーカリストの天賦の才をどう研ぎ澄まし、どのように解き放てば、聴き手の心臓ど真ん中を射抜けるか、その方法論を確立していたように思います。この頃のAsami先生はスラッシャーでも、厳しい鞭の使い手でもなく、あくまで「Liar」「Inspire」「Edge Of The World」のお人でした。ですから、リード曲として説得力を持たせるには、ある程度「Asami3部作」の流れは汲んでおく必要がある。そういう縛りがある中で、このような大名曲を完成させたところが底力であり、カリスマの凄み。もう少し言えば、多くの場合「前作からの延長線上」というレビューの表現は「大して変わらない」とほぼ同義であるように思います。しかし、進化したバンドの姿へ期待を大きく膨らませるという意味で、凡百のバンドが束になっても到達できない領域であるとも気付かされた訳です。
あと、もう当たり前のように浸透していますが、ギターソロ前のブリッジのピアノのワルツです。私はスペイシーなキーボードより、断然エレピ派なのですが、いわゆるメタル然とした曲でこんなに可憐なピアノが入っている曲というのは思い浮かばない。「Lights Out」の頃のUFO?と思ったりしましたが、ガチのピアノはバラード以外に入っていません。この点においてもメタル史における美意識の革命のようにも感じられました。現体制のライブが公開されているので、ぜひどうぞ。
※UFOのエレピ☟
「Under The Red Sky」が完全に破れた…と思ったあの日、それは新しい門出となる吉日でした!

そして、バンドの代名詞といえば、やはり「We The United」となります。当初この曲は「Under The Red Sky」命である私の天敵でもありました。一発で気に入った好きな曲ではあるのですが「ちと、やばいのが出てきたなあ…」と思ってしまったのが正直なところです。
要するに「フィナーレはいつも赤い空の下であってほしい」と思っていた訳です。案の定、嫌な予感は的中し、コロナ禍前最後のライブとなるZepp DiverCity Tokyoの「Five Of A Kind」では大トリの座を奪われてしまいます。そして、トドメを刺されたのが、現体制で帰還した「Knockin’ At The Heavens’ Gate PartⅡ」の大感動のフィナーレです。残念ながら、完全に立場が逆転してしまいました。
しかし、この映像を改めてご覧ください。これでは仕方ないですね。グータッチの前でもう涙が零れてきてしまいました。瞳に光るものがある時のAsami先生の歌はいつもちょっぴりズルいです。

映像作品を観てから、ますます注目するようになったはるぴースマイル、Asami先生のピアノのグリッサンド、竿隊3人と先生が並んで奏でられる希望に満ちたギターソロの音符の雨あられ……場面場面に巧みな演出を施しながら、曲をじっくり育ててきたメンバーの姿勢が素晴らしい。だから、紆余曲折があった歴史において大逆転の一撃となり得る爆発力が生まれたのでしょう。そして、あまりに暗い時世だけに、ひょっとしたら、詩人 AsamiのMCが添えられ、再びこの曲の本領が発揮される日が近くやってくるかもしれません。
※「Under The Red Sky」のレビュー☟



天邪鬼のセレクトも普通になってしまうクロイモ!それほど代表曲の存在感が際立っているということです!

バンドの顔とも言うべき代表曲といえば、多くの人は「Rising」と「We The United」ということになると思います。ここからが天邪鬼な私のセンスになる訳ですが、このアルバムに関して「なるべく多くの人が納得できる『A枠』」のセレクションは割と普通です。
まず、1曲目しか置き所がない「Addicted」の凄みでしょう。オーディエンスと一緒に歌うことに重きが置かれているLOVEBITESの楽曲にあって、この曲の「あーでーくてっ!」はその元祖に位置づけられるかもしれません。考えてみたら「Awakening From Abyss」には歌える曲ってありましったっけ? 「Shadowmaker」のイントロですか?笑 でも、もうこの曲はAcceptの「Metal Heart」の「めったはー」くらい、日本では有名になったのではないでしょうか。
※めったはー☟
そういえば、Asami先生は地元の幼馴染の方のラジオ番組に出演されていた時、歌詞作りにおいて前作以上に「歌ってもらうことを意識した」と話されていたはずです。出てきました。これがそうですね☟
また、アコギのイントロはそこそこの佳曲が多いのも事実ですが、案外「大名曲を挙げてみろ」といわれると、なかなか真の実力曲が見付けらない点もポイント。考えてみましたが、絶対数ではバラードや優しい曲が多い。また、ジャンルで言うと、ハードロックやプログレッシブロックと呼ばれるバンドが多数を占めるように思います。しかし、この曲は激しく狂おしいまでのヘヴィメタル。もちろん、徐々に高まり、うなりを上げていく展開、抜群に印象に残る歌メロとAsami先生の甘く、ちょっと鼻にかかったような声も堪らない。MIYAKOぱいせんの「いつか、アコギ部分も再現する」というコメントは日本武道館でようやく実現されるのでしょうか。大いに注目です。
そういえば「Re-LOVEBITES EP」(「LOVEBITES EPⅡ」に付属していた「The LOVEBITES EP」のリメイク)について、先生は「自分の声が一番当時と違っているかもしれない」と話していたと記憶しています。考えてみれば、コロナ禍直前の「Five Of A Kind」以来、この曲を聴いていません。いま聴いたらどんな感じなのでしょう。私はこの曲を「アコギイントロ曲の金字塔」だと思っています。

さて、このノリで書き進めると「B枠」がかなり手薄になってしまうので、ここで少しだけ調整させてください。ライブではすっかり盛り上げ役として定着している「M.D.O」…これについては本気で怒られそうですが……
当時から個人的には苦手だと思っていた曲です。「みんなで叫ぶ」のはいいのですが「みんなに叫ばせる」ことを押し付けられているような感じがダメだった訳です。全体主義が大嫌いな人間の性ですね。前任のベーシスト様がジャーマンスラッシュにインスパイアされた曲でしたっけ? Sodomあたり? Destructionではない? もちろん、ギターの音色は好きなのですが「正直、普通かな…」が感想でした。
ところが、これはもうキャプテン Asamiの功績でしょう。オーディエンスに歌ってもらうのではなく、檄を飛ばしながら、背中で会場を煽ってグイグイ引っ張っていく。あとは、グンとタイトで破壊力を増しているはるぴーのドラムの馬力。Panteraのレックスのベースのようにバキバキ唸る相棒を得て、より生き生きしているのがわかる。こういうところにも現体制の凄みを感じる訳です。
ロックはアティチュードだと思いますが、このライブバージョンを観てもらえばわかるように、これはメタルバンドというより、もはや、強豪野球部です。部活動の経験がある方ならわかると思いますが、威張っているだけの声出し番長に人は付いていきません。ピッチャーゴロでも全力疾走、スタンドに入りそうなファールフライもフェンス激突の勢いで追いかける。これぞ、ライブバージョンが原曲をはるかに超えてしまった好例だと思うのですが、いかがでしょう。
怒らないでください、これは本気で言っています!まるで「清純派アイドルが捨て身で挑んだ濡れ場」のように抱きしめてあげたい!代表曲だらけの5曲を勝ち抜いた私のど真ん中の曲は?

そして「A枠」の勝者です。「Addicted」ごめん!「Rising」でもなければ「We The United」でもなく、この天邪鬼は最初から決めていました。問答無用、何といわれようとも「Empty Daydream」に軍配を上げさせてもらいます。もし、LOVEBITESのファンが伝統的なヘヴィメタルの様式とヨーロッパ的な叙情を愛するなら、一聴して、心を鷲づかみにされたのはこの曲だったはずです。
あまりに切ない曲ですが、ギターは意外なほどビター。哀愁の泣きは歌に委ねられています。語弊を恐れずに言わせてもらうなら「一番、女の子っぽく歌った」というコメントではないですが、清純派アイドルの捨て身の濡れ場のように、けなげで艶っぽいAsami先生の歌唱がたまりません。とにかく昭和のオッサンは涙に濡れそぼる女心を歌われると弱いのです。この曲には本当にやられました! そして、第二章として愛して止まない「Golden Destination」のシングルだけに収録されている大名曲「Puppet On Strings」へ続いて行くと勝手に思っています。
振り返りますと、カリスマ MIYAKO様は「プログレ」という言葉を用いていたと記憶しています。確かに、個人的にムードとして感じたのはQueensrÿcheの名盤「Rage For Order」のような雰囲気。ジャケットの幻想的な深いブルーがよく似合う訳です。
そして、この神曲がプログレたる神髄を発揮するのは例の赤坂だった訳です。LOVEBITESの十八番であるピアノから始まる大感動のアレンジはここでベールを脱ぎ、ファン全員が待つライブのハイライトとして定着していきます。
「LOVEBITESの楽曲はライブで完成する」……こんな言葉を聞いたのは、このパフォーマンスより前だったでしょうか、後だったでしょうか。この時、白いピアノはまだありませんでした。「ライブで完成する」かあ。有言実行のLOVEBITESのスピリットはこの時点からブレていないように思います。
そして、この曲はカリスマが詩人のことをよく理解しており、詩人が全幅の信頼を置く理由を伝えます。確か、詩人はこの曲の歌詞を評して「ドロドロしている」とコメントしたと記憶していますが、生ぬるい恋の歌なら、私もここまで好きにならなかったでしょう。次の激情のアカペラから始まるバージョンで帰ってきた時には、度肝を抜かれると同時に、それまでの心にポッカリ開いていた穴が大きかった分、ポロポロと零れてしまいました。
歌詞を読んでみてください。喪失の歌です。そして、今も民主主義が失われようとしている冬の時代です。自由と平等、万民に与えられた人権、正しい歴史認識……何もかもが日に日に脅かされていきます。このような悲しい思いもあって、今回の勝負では圧倒的勝利とさせていただきました。
Memories I can’t erase still haunting me(あなたの面影が私を縛り付ける)
Silently you stare with cold, empty eyes(冷たくて無機質なあの眼差し)
Falling down(堕ちて)
Breaking heart(壊れて)
A growing addiction(溺れていく)
Just let me go away(解放して)
Just let me go my way(私を解放して)
Just let me go, I won’t become a doll you control(もうあなたの思い通りにはなりたくない)
I’m losing sight of me(自分を見失って)
I’m losing sight of you(あなたも見失って)
I’m losing sanity and I don’t know how I will go on(全てを失った私は これから何処に行けばいいの)
Nothing new, pretending not to know the truth(毅然と振る舞う事に慣れ過ぎて)
Rendezvous, without emotion or heart(心もここにない無意味な時間)
I won’t show how weak and sad I am inside(傷口だけは誰にも見られたくない)
Even though I know it’s just silly pride(見透かされてる私のプライド)
Empty room(空っぽの部屋)
Endless rain(止まない雨)
The end of a daydream(白昼夢の終わり)
You never call my name(私を呼んでくれない)
You never feel the same(私を想ってはくれない)
You never make me feel like I deserve any love(愛される意味もあなたは教えてくれない)
I’m waiting for the dawn(夜明けを待ってる)
I’m waiting for the time(その時を待ってる)
I’m waiting for my bleeding heart to heal, so I can go on(この傷が癒える時を待ってる その時を…)
Memories I can’t erase still haunting me(あなたの面影が私を縛り付ける)
Silently you stare with cold, empty eyes(冷たくて無機質なあの眼差し)
Falling down(堕ちて)
Breaking heart(壊れて)
A growing addiction(溺れていく)
Empty room(空っぽの部屋)
Endless rain(止まない雨)
The end of a daydream(白昼夢の終わり)

わかっています。これは恋の歌です。でも、私は年末のアレにも外れてしまったのです。よって喪失の歌でもあるのです。ぎゃふんです。
※夢破れし100万分の1の男☟


上っ面だけで“魂”なんて言葉を使うなよ!オジーもレミーも泣いているぞ! 心を悪魔に売り渡してしまったのか、ヘヴィメタル? 脈々と受け継がれてきた炎は消えていないよな…

ここで、ちょっと閑話休題です。冒頭でも少し触れましたが、ヘヴィメタルは本当に大丈夫なのでしょうか? 過去にも記しましたが、一部のファンは考えが幼稚すぎませんかね。私はLOVEBITESでロックに帰ってくるまで、20年近くブランクがありましたし、いわゆる「その場だけの薄い付き合いの友人」やSNSでの繋がりを作らないようにしているので「旭日旗現象がいつからなのか?」などについて理解していないのですが、少なくとも私が観に行っていた外タレに関しては、そんなことはなかったと思うんですよね。逆に権力者側にいることはカッコ悪いのが、ヘヴィメタルであるように感じていました。真実はいったいどこにあるのでしょう。
でも、今回はいったんそれぞれの立場を置いて、冷静になって考えてみませんか。この日記を読んでくださっている方の関心は、あくまでロックだと思います。なので、高市が目指している「スパイ防止法」や「国民主権の否定や軍国主義・全体主義への回帰」などについては、あまりご興味がないと想像しまして、今回は誰にとっても重要な「健康」について話をさせてください。私のように風邪をひきやすい体質だったり、花粉症などアレルギー症状をお持ちの方は知っておいて損はないはずです。

高市政権は医療費を4兆円も削減するため「OTC類似薬(医師の処方箋なしで薬局やドラッグストアで購入できる医薬品)」を保険適用から外そうとしています。目的は軍事費の捻出といわれており、自民党と日本維新の会の協調体制の合意事項にも含まれています。この法案が提出され、間違って可決されようものなら、病院で普通に処方されていた薬がこれまでの価格では買えず、薬局で何倍もの料金を払うことになる訳です。薬の種類について、医師でも薬剤師でもない私が書くことには問題がありますので、常用している該当する薬の写真を貼付しておきますね。
もちろん、日本医師会は反対しています。これは病気の種類や症状の重さによっては、月々の薬代がこれまでの何十倍になってしまう場合が当たり前に想定されるからです。ちなみに、私の知る限りですが、ヘヴィメタルのファンが応援しているミュージシャンにも、上の写真にある薬を手放せない人物がいることは有名な事実です。このほかですと、ある有名俳優さんは塗り薬を月に十数本使い切るという話を聞いたことがあります。こうやって考えますと、高市がやろうとしていることは、場合によっては弱者を危険にさらすどころか、人命を奪いかねない訳です。
維新の掲げる「社会保障改革」は「改悪」、アトピー薬やロキソニンなどが保険適用からはずれ、痛みを伴う病気の患者さんの生活を圧迫する。
「薬代が高くなる」年3万5000円→20万円も 維新が「保険適用見直し」掲げ(産経ニュース) https://t.co/tCktIpLz9C
— ラサール石井 (@bwkZhVxTlWNLSxd) October 30, 2025

にも関わらず、無垢で無知なオジサンのバカは止まりません。個人的にメ〇ラーという言葉にアイデンティティを感じていて、そのように自称する人たちだけのことならどうでもいい話です。しかし、ヘヴィメタルという音楽を聴くこと自体が、白い目で見られる危険性を孕んでいることは言うまでもありません。しかも、下にピックアップしたような発言について、何人かの知識人は既に気付いたようです。もし、これが白日の下にさらされたらアウトですね。ジャンル全体がウルトラバカだと判断されかねません。
- メ〇ラーに悪い人はいない。
- ニューヨークタイムスも高市早苗総理大臣をメタルドラマーと認めた!
- 最近のビッグネームのライブが座席指定ってヤバくない?メ〇ラー高市新総理に政策に加えてくれるよう直訴だな。
- 総理は憲政史上きってのメ〇ラーとうかがっております。全家庭に速やかにギター、ベース、ツーバスドラムキットを給付してください。
- メ〇ラーでドラマーなら、日本人メタルドラマーへの補助金が出ればいいと思います。
- 〇〇とか〇〇とか〇〇とかをメタルとか言っているガキを2、3発ぶん殴っても無罪にしてくれねえかな。
- 今までの総理にはない何かがあって素敵。車好き、ドラマー、メ〇ラー、人間って自分と共通点ある方が共感しやすい。
- さなえはメ〇ラーだから、YouTuberになって、叩いてみた動画を出してくれる。
- ライブの遠征費免除の法律作ってくれると思ってる。なんかやらかしても全然許す。
- 裏切るような事をすれば 日本全国1000万人のメ〇ラーの票がなくなるのでちゃんとやると思う。
- 現在の日本のトップはメ〇ラー。国会の答弁の際にはメロイックサインをしてほしい。
- 新総理、日本主体の世界的メタルイベントやらないかな? 日本の音楽文化は世界で通用するレベルだと思ってる。
- 新しい総理がメ〇ラーなら日本の音楽シーンからも変えて行かないとね。
※文意を変えずに文章は多少いじっています。
それにしても、目を覆わんばかりの幼稚性……こう呟いてしまった中にOTC類似薬の常用者がいたら笑えません。本当に誰か教えてあげないのでしょうか。ちなみに、私が危惧するのは、音楽メディアに携わり「ファンに知識を与える」ことによって、何十年も飯を食ってきた人たちがSNSで炎上する近未来です。某音楽雑誌の元編集長の差別発言の例がありますし、最近、注意して見ていましたら、彼らはこういった問題を本当に知らない場合もあるようなのです。
※元音楽雑誌編集長の差別発言と某音楽評論家のオレンジ系タレントとの共演について☟

実際、反社会的カルト集団・N国党に関係する人間をtwitterでフォローしている有名人を発見してしまいました。確かに、私が好むような社会派ジャーナリスト氏も複数フォローしています。しかし、あくまでそれは陰謀論を振りまく危険人物を監視する目的があって、それを我々は理解しています。一方、某氏の場合、ただ単に知らないだけなのだと想像します。これは職業と年齢を考えますと恥ずかしい。かなり影響力のある人物だけに、こういう点についても恐ろしく感じられます。
自民とN党議員の参院会派に抗議 自民兵庫県議団が破棄申し入れへhttps://t.co/sasj8SKc95
自民党と政治団体「NHKから国民を守る党」の所属議員が参院で会派を結成したことについて、兵庫県議会の自民党県議団は、松山政司・参院議員会長に対し、合流の破棄を申し入れる方針を決めました。
— 毎日新聞 (@mainichi) October 22, 2025
いずれにせよ、間違いなく言えるのは、兵庫県問題に深く関わり、複数の人を死に追いやったN国党と、それに関連する人物を支持する行為だけは間違っているということ。この毎日新聞の報道のように自民党内からも、高市がN国党と会派を組んだことに猛烈な抗議の声が上がっています。戦後最悪の極右首相が炙り出したメ〇ラー諸氏のバカさ加減に対する具体的な批判は以下の賢者たちの声に譲ります。ただし、この「OTC類似薬の保険適用除外」に賛成するような人間を支持している方は、いずれ、病気なり、差別といった形で、特大のブーメランが自分に返ってくると思いますよ。考えは人それぞれなので、あえて引き返せとは言いませんが、以上、ご忠告までです。
2025年11月9日、立花孝志は逮捕され、日本列島に安堵が広がっています。しかし、N国党を与党に迎え入れた高市早苗の責任を追及する声はますます高まっています。写真は東京新聞の公式のものです
- メ〇ラーってアホ?
- 何もわかっていないメ〇ラーよ、高市は表現規制派だぞ。
- 高市を持ち上げてるメ〇ラーをちょいちょい見かけるけど、そのせいでメ〇ラーが小馬鹿にされる機会が増えてしまうことには自覚してほしい。
- 国粋主義者がメ〇ラーを名乗るの見てられない。
- メ〇ラーなことで喜んでる人、日本を破壊した進次郎のオヤジがForever Loveで民心を掴んだことを忘れてる気がする。
- 海外メタルメディアも「日本の新しい総理大臣はメ〇ラー」って持ち上げ始めててキモい。
- 「高市はメ〇ラーだから応援したい!」みたいな大人は頭ん中どうなってんだろ。大人がそんな幼稚なんだから、そら日本も落ちぶれるわ。
- 海外のメディアが「メ〇ラー以前に極右の人種差別者でファシスト」と言ってくれている。救われた。
- 日本のメ〇ラー、せめて「はだしのゲン」くらいは読んでくれ。 北欧なんかに比べたら、日本って幼稚で無知なんだろうな。もう日本がバカ扱いされるのは、仕方ないし、我慢するしかないのか。
- メタルって白人至上主義と切っても切れない繋がりがあるんで、極右総理がメ〇ラーなのも、極右総理をメ〇ラーが応援するのもある意味、自然。ばーか。
「天国でコー〇ー・パ〇〇〇もおめでとうって言ってるよ」って安直に言ってしまうあたりが不快極まりない。そういうことを軽はずみにいう人とはお友達になれません。- バカとブスとメ〇ラーは東大へ(ドラゴン桜)
- メ〇ラーでもマヨラーでも何でもいい。個人の趣味をもって政治家として期待とか、バカじゃねーの。許してくれ。
- ヒトラーもメ〇ラーだったのか。
- メ〇ラーが大喜びですね。アホくさ。本気で言ってるの?
- 高市のせいで、日本の平和が危ない。
- この円安水準でアベノミクスの継承ってアホ?高市のせいでこれ以上円安が進んだら好きなアーティストの来日公演のチケットも手が届かなくなる。
- 「メ〇ラーに悪い人はいない」コイツアホか。いくらでもいるって歴史が証明済み。
- N国党を抱き込んでトンデモ状況を作ってる高市がメタルのイメージダダ下げにする話。「ついにメタラーが総理!」とか喜ぶやつってはどう思ってんの?
- メ〇ラーだったらレイシストでもいいわけねーだろ。
- 日本ってメ〇ラーにはファシストがいがち。
- 高市とメタルは食い合わせが悪すぎる。持て囃すメ〇ラーは恥じてほしい。
- 高市を「メ〇ラーだから」と喜ぶメ〇ラー、言葉から教養がないのが丸わかりだし、ほとんど終わってるのばっか。
※ごく一部を抜粋していますが、あまりにも辛辣な批判が多いので、これでも掲載を自粛しています。

※右傾化・幼稚化するメ〇ラーについて☟

※大丈夫か?幼稚化するメ〇ラーについて☟

※サナエさんも、メ〇ラーさんも止まらない……☟

※もうダメなのか?悲しきメ〇ラーさんについて☟

※孫がいるお爺ちゃんも?もう終わっていた…残念なメ〇ラーさん☟

※旗を振り回すメ〇ラーさんのハタ坊化について☟

※騙されないように要注意!高市プロパガンダが止まらない…

※高市金融ショック!☟

※この時、日本国民は絶対に止めておくべきだった…

親戚のお姉ちゃんに隠していたエ〇本を見付かってしまった時のような感覚!ずっと秘密にしていたことがバレて、ちょっと恥ずかしくなってしまった曲とは?

では「B枠」に参りましょう。まずお断りです。前任のベーシスト様のご身内への尊い気持ちが込められた「Journey To The Other Side」は対象外です。曲についてのコメントも含めまして控えさせていただきます。ご了承ください。
しかし、この作品には「The Final Collision」という素晴らしい名曲が収録されています。現体制がスタートした当初、前任者様の作られた曲はライブの盛り上げ役である「Don’t Bite The Dust」と「M.D.O」くらいしか演奏されないと思っていました。別にほかにやってほしい曲がたくさんありますし、個人的には、この2曲も「なくてもいいかな?」と思っていたのが正直なところです。ただ、仮にプレイしてもらえるなら…と思っていた曲が3曲あります。1曲は1stに収められているゲイリー・ミーヤの驚愕テクが炸裂する「Burden Of Time」、もう1曲は2025年のEternal Phenomenon Tourで何百倍もの進化を遂げて帰ってきた「The Unbroken」、そして、最後がこの幻想的な「The Final Collision」でしょうか。
※The Unbroken☟

※Burden Of Time☟



昨年の東京ガーデンシアターの何日前かに愛用端末のプレイリストの曲順を偶然こんなふうに変えていたことが思い出されます。もちろん、これは「No More Tragedy」のバージョンではなく、愛聴盤である「Invitation To The Theater」に収められているバージョンです。この不届きな行為は「隠していたエロ本を親戚のお姉ちゃんにバレてしまった」ような感覚とでもいいましょうか。「お姉ちゃん、一番はお姉ちゃんだよ、信じてよ。ホント、この一冊だけなんだよ…」といくら取り繕っても、こうやって1曲目に配置して、がっつり聴いていたことは揺るぎない事実です。なんと、物販の行列に並んでいる時も聴いていたので、あのピアノが始まってすぐ、いったい何が起こったかわかってしまいました。あの日のこっぱずかしさといったら。前代未聞の感動とは、まさにこのことです。
過去は過去でNWOBHMの薫りがそこはかとなく漂うマイナーなブリティッシュロック的な味わい。現体制のバージョンはアリーナにふさわしいアートロックに進化していました。思い出や過去というのは、記録として残されていると、人の脳内で完全に書き換えられることはありません。ただし、過去を高みに導くという演出で決着をつけるというのは、この曲への最高の礼節ではないでしょうか。最近、よく聴いているのは…そりゃ、もちろん。貼付しておきますね。

※Invitation To The Theater☟
クサメタル?おじさんはもっとクサいクサヤメタルを聴いてきたので、クサいとはまるで思いません。でも、素敵な表現だと思います!

「Pledge Of The Savior」は先行リードトラック第2弾。すっかり地味な存在になってしまいましたが、私はこの曲が公開された当初、物凄く嬉しく思いました。理由は1stがゴリっとした印象の曲が多かったからです。実際「The Hammer Of Wrath」「The Apocalypse」より「Shadowmaker」「Bravehearted」という人は多いはずです。また、8年前、私はLOVEBITESでロックに戻ってきたばかり。音楽雑誌を買うことはすっかり止めていましたし、たまに好きなバンドのニューアルバムが発売されるとラジオでかかったかどうかをチェックする程度でした。ですから、2000年代以降、レビュー記事すら、ほとんど目を通してこなかったため、初めて聴くバンドはもちろん、曲を語る上で知らない言葉がたくさんあった訳です。
「クサメタル」? 作者であるMIYAKOぱいせんが自らこう語っていたことを覚えています。上手な言い方ですよね。なるほど。でも、もっとコテコテの「クサヤメタル」を聴いてきたオッサンからすると、ほどよいクサさの名曲だと純粋に思いました。Dragon ForceとのUKツアーでもプレイされましたし、欧州のバンドとダブルヘッドライナーで回る時などは受けがいいと思うんだよなあ。イントロの音色からして大好物ですし、遠い昔から好きだった典型的なヘヴィメタルの“型”を持ったイメージ。ちょっと忘れられちゃったのかなあ。このギターソロは本当に名演だと思いますよ。
詩人 Asamiの慧眼、炸裂!これぞ、究極の名曲でしょう!ついにやってきた恐るべきアイツについて…

問題は「Mastermind 01」です。いかにもカリスマMIYAKOチューンらしい切れ味の鋭さとメタルロックンロールな味わい、抜群にカッコいい歌メロ、チョイ悪な雰囲気と爽快感が同居する歌唱、微かに邪が薫る妖艶に匂い立つギターソロ…すべてにおいて文句なし。ところが、問題というか、ポイントは歌詞です。

がちょーん!これが、AI時代を7年も前に看破していた詩人 Asamiの慧眼です。2023年春、私がこの日記を書き始めた頃はお絵描きツールで遊ぶ程度、OCR(光学文字認識)や表作成などには便利な道具でしたが、翻訳や文章要約などには、まだまだ人のチェックが必要でした。ところが「今から3つの資料を添付する。これに照らし合わせて入念にチェックせよ」と一言添えれば、はい、私のような仕事に携わってきた人間はさようならです。いわゆるコピーライティングのような仕事はとっくの昔に脅かされていますし、膨大なPDFの要約作業などの仕事はほぼ消滅しました。


また、きちんとテープ録音を必要とするようなインタビュー記事を作成する場合、一番面倒くさいのが“テープ起こし”の作業だったりする訳ですが、それもAI内蔵のICレコーダーが当たり前になっていて、普通に人間の代わりをやってくれます。これによって失われたのが、カナ入力で高速で文字を打ち込む「テープ起こし専門のタイピスト」という昭和の昔から存在し続けた仕事です。私はそれのリライトのようなことをたまに行っていましたが、こういう仕事の運命はわかっていたので、すっぱり会社員を辞められました。そして、AIが内蔵されたパソコンやソフト、各種電子機器の浸透によって、もっとリストラが進んでいる業界はたくさんあるようです。
パッと思いつく範囲で言いますと、例えば、銀行でしょうか。つい先日、キャッシュカードが割れてしまったため、発行の手続きをしに行ったところ、最後に見た時の店内の光景とは変わり果てており、なんと窓口が消えていました。通された席はパーテーションに囲まれており、行内の様子はまったくわかりません。なお、現在、常駐している人間はたった4人だそうです。銀行の花形である為替トレーダーなども圧倒的に人数が減っているとも聞かされました。

「Who will be the ones to be destroyed ?(消されるのはどっちだ?)」
こう考えますと、この答えはひょっとして人間?笑 いつも「Mastermind 01君、どうぞ、計算してください」とか言って、この日記でも遊んでいますが、この曲の意味を真面目に考えると恐ろしくもあります。とにかく曲のことは好きで好きでたまらない。武道館で披露されることを願っている大名曲です。しかし、とち狂った今日この頃、twitterの罵詈雑言やフェイクニュースの創作まで行っているとされるのがAIです。
2025年、日本人が弾いてしまった最悪のトリガーは極右政治とコレではないでしょうか。何かにつけて便利な“協力者”だったのが、やはり“人間を消しに来た悪”の顔を持っていることは間違いないように感じています。なので、歌詞の深い意味まで考えずに聴きましょう笑
というわけで、このアルバムの優勝は……?

では、本稿はこのへんで「Epilogue」とさせていただきます。えっ「B枠」の勝者ですか? そんなもの決まっているじゃないですか。「Mastermind 01」クン、残念! 思い切って勝ち上がってもらおうと思いましたが、歌詞を改めてじっくり読んでいたら、いろいろ考えてしまって本気で怖くなっちゃいましたよ。文句は歌詞を書かれた方に直接言ってください。でも、日本武道館でお会いましょう! 楽しみに待っております。
ちなみに「Epilogue」を赤坂のライブで聴いて、私はAsami先生のことを「先生」のようだと本当に感じました。当時、先生はまだメタルの人では全然なかったように思います。そのせいか、周囲にいたオッサンがかなり舐め腐った態度だったんですよね。具体的な言葉までは覚えていませんが、アンコールで待っている間、かなりお行儀が悪く、曲が始まった時もうるさくしていました。今なら信じられないでしょ。私は先生への悪意のように思えてならず「帰りに文句を言ってやろうか」と思って、本気でカチンときてしまったくらいです。
ところがですね、第一声だけですよ。可憐で可愛らしい女性の発した声が、冷たい体育館の床を竹刀で打ったように響き渡り、弱者に強く出るような不良グループを一瞬で黙らせた訳です。あの凛とした佇まいと悪党にカウンターを食らわせるような堂々たる歌。思い出すだけでウルウルきてしまうほどで、立ち居振る舞いに激しく心揺さぶられました。実は私、気に食わない奴の顔はよく覚えているのです。でも、さすがにもう思い知ったでしょうから、許してあげましょうか。ちょっと昔の懐かしい思い出ですね笑
ということで、まとめますと、大混戦だった「A枠」の勝者は「Empty Daydream」、思い出がいっぱい詰まった「B枠」は大本命「Epilogue」の勝利とさせていただきます。ちょっと当たり前すぎる結果になってしまいましたが、おめでとうございます。両方とも優勝候補ですので、健闘を祈っております。次回は第1ラウンド第7試合「Battle Against Damnation」編をお届けします。それにしても、この【LOVEBITES この曲 頂上決戦2025】、自分でルールを決めて始めたことですが、試合ごとに曲数の差が大きすぎて、不公平がすぎますね。もし第2回を開催するようでしたら、EPは同じリーグにするなど、一票の格差を是正しようと思います。
おやみん🐺(今日で気付いてしまいました。先生はとんでもない人数をLOVEBITESへ呼んじまったようです。あれ観たら、全員、武道館は来るし、あれも応募するじゃん。キャンディーズの後楽園みたいに外で聴いててもいいんですかね。じゃ、ごきげんようです🙋♂️)#Asami #LOVEBITEShttps://t.co/nh5TUoSn2I pic.twitter.com/cJtlC3TfRr
— 鳴門の虫牙 (@TAKEbbbb) October 24, 2025
ちなみに、10月24日はミッチーこと、及川光博さんのライブがテレビで放送されたり、先生が参加したBeyond The Blackの新曲が配信されたり、情報量がてんこ盛りでした。この感想は別の日に気が向きましたらいずれ笑。
でも、ちょっと一言だけです。先生、存在が急激にBon JoviとかMetallicaみたいに巨大化しすぎですって。twitterで情報を見るのはもうメンバーと関係者さんのツイートだけと決めているので、一般の方の当選状況は知りませんが、渋谷の「jz brat」だと倍率がとんでもないことになってしまったのではないでしょうか。やっぱり、もう10日間連続公演か、箱を「高輪プリンス」に変える日が来たんだと思いますよ。ところで、予感がしているんですが、どうか「Epilogue」だけは演奏されませんように。じゃ、今回はこんなところです。そろそろアメリカへご出発ですね。移動中の暇つぶしにでも読んでいただけると嬉しいです。みなさまも、寒くなってきたので、お身体ご自愛ください。次回までごきげんよう。ばいちゃです。
※優勝候補2曲の行方はいかに……決勝!☟




If you’ve never cried, your eyes can’t be so beautiful(もしあなたが涙を流したことがないのなら/あなたの目がそんなに綺麗なはずはないだろう)If you’ve never been hurt, you can’t feel the pain of others(もしあなたが傷ついたことがないのなら/あなたが人の痛みに寄り添えることはないだろう)





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